≪今日のコペル先生独り言≫

万病のもと慢性炎症や慢性疼痛は、心理的悪循環(恐怖回避)が問題

炎症とは?

異物除去のための正常な防御反応では?

生体防御反応を肉眼レベルの現象としてとらえたものである!

炎症のことをインフラメーション(inflammation)といいます。

これはラテン語のインフラマーレ(inflammare:火をつける)に語源があります。

炎症という現象がからだの中の火事あるいは火に関係づけられている。

炎症の典型的な症状:発赤、腫脹、熱感、疼痛(炎症の四徴候)

現在では、これらの炎症症状は、侵入してきた異物や傷んだ細胞や組織が

作る産物に対して生体が起こす正常な反応であると考えられています。

からだに異物が入ってくると、その刺激により、血管を拡げるような物質や

血管が漏れやすくするような物質などが局所で作られる。

このために、異物侵入部位では血管が拡張して血液が増えて組織が赤くなり、

熱感を持つようになる。

また、血管が漏れやすくなるために血液成分の一部が血管の外に漏れ、痛みを

もたらす物質が出来るために、組織が腫れて痛むようになる。

炎症はからだの中で起きている異常状態に対する正常な応答=防御反応

傷ついた細胞が修復されれば生体は元の状態に戻ります。

炎症がくすぶり型でだらだらと続くものを慢性炎症(万病のもと)といいます。

慢性炎症では、炎症の四徴候が必ずしも見えないことです。

サイトカインは何十種類もあるが、特に炎症時に作られるものは炎症性サイトカインとよばれる。

よく知られているものにはTNFー𝞪、インターロイキン6 (IL- 6)、インターロイキン1(IL- 1)などがある。

また、抗ウイルス作用持つサイトカインである1型インターフエロン (INF-𝞪、INF-𝞫)も炎症

時に作られます。

一般的にこれらのサイトカインは、からだに異物が侵入したきた際の警報役として機能する。

正常時にはほとんど作られない、ところが、異物の侵入とともにサイトカイン産生が始まり、

細胞外に放出され、適量のときはまわりの細胞に警報を発して細胞の感受性を高め、異物侵入

に対する準備をさせる。

一方、炎症性刺激が強すぎた時や持続的に存在する時には炎症性サイトカインが作られすぎて

しまい、そのため警報以上の役割をして、かえって炎症の火の手を強めてしまう。

炎症性サイトカインが必要以上に作られると他の場所にもボヤや火事を起こしやすくなる。

万病のもとの慢性炎症をどうすれば消火できますか?。

それには間が大事です、人間とは間の存在です。

「間」とは、まけて、まいって、まかせて、まつ、まをあけ、まをまつ、のまは、「間」です。コペル先生より

※旧暦お正月、田端の口ぱくぱく講座での気づきの図です。