≪高次制御システムとしての自律神経の活き≫ その9
『駿東素問研究会で林誠一先生の講義』を聞いて。「黄帝内経素問の逆調論第三十四と瘧論編第三十五」のなかに「ゲートウエイ反射」のことを古代の人たちが観察しているのではないかという気づきがあり、 鍼灸や漢方では、からだとこころといのちを調和させる必然性を遥か数千年前から感じていたようです。
膠原病の最も代表的な病気が関節リウマチで、炎症による自己免疫疾患なので、血管の中に病因性のT細胞が入っていくことでも起こる疾患で、開いてしまったゲートウエイ反射(免疫細胞の血液脳関門から中枢神経系への進入口)を漢方薬や口ぱくぱくと自然運動で整え、尚且つ、漢方薬や口ぱくぱく、自然運動、リハビリ、ソマティックワーク等で末端の不具合のある表面的な部分症状を対処してくれる。
からだの声を正しく聴き、迷走神経を元気にすることで抗炎症作用をフル活用することが、これからの治療法の目標であると考えています。
古代の東洋医学(素問)と最先端の現代医学ゲートウエイ反射と自然運動の活きがクロストークしている予感がする。コペル先生より
※想像を超る『口ぱくぱく』『自然運動』の活き!
迷走神経の抗炎症作用は、神秘の世界である。