皆さん、こんばんは。

 師走に入りまして、何かとあわただしい日々をお過ごしのことと存じます。


 今日は、過去の自分の経験を交えながら、塗香についてお話したいと思います。


 塗香(ずこう)とは、塗るお香です。仏像や修行者の身体に香を塗ってけがれを除くことに使われていたようです。もともとは、インドに起源があり、香木から香料をとり、体につけて体臭などを消すのに使ったそうです。ここから、発展して身体を清める、邪気を寄せ付けないという意味で仏教から取り入れたとされています。


引用



 ここで、塗香の使い道として、私の経験を少しお話します。私は、20代の頃、美容のお仕事をしていたことがあります。お客様を綺麗にしたり、癒やしたりとても好きな仕事でした。しかし、お客様を施術した後は、気持ちとは裏腹に生気が抜かれたような疲労困憊になっていました。

 負のエネルギーを自身で消化することができず、蓄積していき、対処する方法がわからないまま退職に至りました。

 

 人の負のエネルギーを受け取って溜め込んでしまう時、どのような策があるのでしょうか。

 友人に愚痴を聞いてもらったり、美味しいご飯を食べたりと、人それぞれの方法で対処していくと思います。そのひとつの方法として、私は塗香を使っています。塗香を知ったのは最近なのですが、もっと早くに知っていたら美容の仕事も続けられていたのかなとふと思うことがあります。


 私が使っている塗香の匂いは、スパイシーで甘いメープルシロップのような香りです。使い方は、手のひらにひとつまみ取り、両手で擦り込んで、肩や背中等気になる部位に塗りこみます。そうすることで、邪気から身を守られて浄化されているように感じます。


 今回は、「浄化」をテーマに、そのツールについて紹介してみました。次回も引き続き、浄化アイテムについてお話したいと思います。

 昔から今に語り継がれていることや使われているものは、きっと時代を生きる人々を救ってきた実績があるからこそ現在まで残っていると思います。

 まだまだ知らない浄化の世界に触れて、私も新たな方法を探求していきたいと思います。

 次回もお楽しみに。