今年最後に浮かんだこの言葉。

 

何故愛を説くキリスト教圏で宗教戦争が起こるのだろうと昔から

疑問だった。

 

理由が分かった。

愛より知恵が先なんだと。

 

キリスト教は愛を説く。仏教は知恵を説く。

 

キリスト教は隣人愛を強調し、皆で幸せになろうという。

 

しかし仏教は個人の自立を説く。

それぞれが心豊かに生きていく知恵を体得していくための教え。

 

仏教のほうが真実だ。

まず個人が幸せでないと周りを幸せにはできない。

そのためには知恵を頼りに内観し自分に気づくことが第一歩。

 

キリスト教はいきなり人間は生まれた瞬間から罪を負っているという

原罪を説く。なんでそうなの?って普通は思う。

そしてなんでも愛。

ユニクロが中国の貧困な民の生活の質を上げるために中国に

工場を作り世界的企業になったが

やっていることは現代版植民地運動。

あれも表向きは聞こえのよいいわゆる愛のある活動だったのかな。

 

仏教は因果応報、悪因悪果…こうしたらこうなるという筋道を

きちんと教えてくれる。

だから本当の仏教は厳しい。

拝めば救われるなどと仏陀は言っていない。

なにより知性をと言っている。

 

知性があれば相手がどんな状況かどんな気持ちか想像できる。

そうしたら戦争は起こらない。

 

来年は知性の年になることを願う。