母の時も、私の通院があって、お葬式まで少し長めだったんだけど、家には帰らず、葬儀場に直接行ったことや、母の姉妹も元気だったから、それはそれで姉妹としての母への思いもあって、お通夜もお葬式も口の数だけなかなか色んな事が進まなかった。
今回は父の兄妹が旅立っていて、ものすごいスムーズに物事が勧む。
挟む口が少ない分、さくさく進んだ。
そして父にとっても良かったと思うのは、長年にわたり帰りたかった我が家に帰ってきたこと。
私にとっても思いもかけず式場がいっぱいだったことで、父と語らう時間を多く持つことが出来た。
父が旅立ってからお葬式までの時間がたくさんあるから、悲しみの中で悲しみに浸る暇もないくらい大変なはずの時間を、ゆっくりと別れを受け入れるように過ごせることは、意外と良かったなと感じている。
そして父の存在を近くに感じられることは、自宅に連れて帰ってあげられたからこそ。
大切な大切な最期の別れまでの時間。出来るだけ一緒にいたいけど、明日は早くに病院へ。
今日もどうしても外せない仕事があって出勤した。
父の人生、父はどんなふうに感じているのだろう。
