初めて会った医療従事者の方から「ももさんは強いから」会社にも医療従事者にも自分の事を話せるのだと言われた。


私は強くはない。


ずっと・・・ずっと・・・モヤモヤする気持ちが続いている。


そもそもそんなふうに決めつけて言われるから「だから分かってもらえない」という気持ちを抱く。


この言葉を言われた瞬間に「やっぱり分かってもらえない」という気持ちになった。


そもそも・・・強いから言えるとか、弱いから言えないとか、そういうラベルを貼り付けている人は誰なのか?と思ってしまう。


「言えないんです」の言葉のその奥にその人のどんな想いがあって言えないのか?

言える人は何故それを言わなきゃいけないと思って伝えているのか?

それを考えて支援している人がどのくらい居るのだろう?


【傾聴しながら】という言葉の使い方もちょっと疑問だった。

簡単に「患者に寄り添う」とか「傾聴しながら」とか言うけれど、患者に寄り添うことってどういうこと?

傾聴・・・ホントにできてますか?

出来ていれば話せないという患者を単に【弱いから】という言葉でくくらないと思う。


強いと思う人にも、弱いと思う人にも、それぞれに想いがあって、その人が今ここにいる。


強い人は強いから支援はいらないのか?

弱い人は弱いから支援が必要なのか?


なんか違う気がした。


私は強くない。弱いから伝えないと分かってもらえないと思って、勇気を持って伝えている。

そのことに気付けないのかなぁ?本当にこの人たち支援してる?

そんなことも思った。


目の前に居る患者がいつも本心を語っているとは限らない。

人は、話す相手によっていくらでも話す内容や話し方、態度を変えられる。


患者が努力したり頑張ったりしないといけないこともある。


だけど体もしんどくて余裕がないのに、頑張れる人なんてそんなに居ないと、【だから、ももさんは強い】という発想が、どうにもこうにも納得行かない。


難病患者に強い人などいるかな?

そんな想いばかりが強くなる。


このモヤモヤ・・・いつまで続くのだろう。