最近は【この世に思い残すことはない】と本当に思って生きている。
つらいことの方が多かったし、この病気になる前は結構「私はなんて運のない人生を送っているんだろう。」と思っていた。
不幸せだと思っていたわけではないけれど、幸せだとも思ってなかった。
当たり前の時間なんてない・・・そう思っていたのに、いつもココにある命は奇跡の積み重なりの上にあるって思っていたのに、日々の暮らしの中で、明日は必ずやってきたし、昨日という時間も積み重ねて今になった。
でも最近、【思い残すことはない】という思いの裏側で、【わたしは生きたいんだ】という思いにも気づいた。
明日、自分の人生がもし終わったとしても、生ききったと思うくらいに頑張ってきたこの3年ちょっと。
激しい痛み・・・痛みは生きる力を奪うということを身をもって経験した。
未来にずっとこの痛みが続くなら、生きていくことは戦いで、その戦いに挑む必要などないとも思うようになっていた。
四六時中、痛みと戦っていた時間から、やっと開放される時間も持てるようになって、「このままなら生きていくことなんて何の意味があるのか?」と思っていた時間から、「自分の出来ることをやりたい」という想いを持てるくらいにまでなれた。
そして痛みが襲ってきて、先生たちにどうにかしてもらいたい・・・と思うことが、すでに【生きたい】ということなんだと最近になって気づいた。
もし生きたいと思わないのであれば、先生たちにどうにかしてもらいたい、楽にしてもらいたいとは思わないだろうと。
人には誰にでも役割があって、その役割を全うした時、この世を去るのだろうと、いつの頃からか思うようになっていた。
だから私にはまだ終えていない役割があるのだろうと思っている。
この年齢になって、この病を抱えて、不妊を経験して、授かれなかったけれど、だからこそ辿りつけた場所がある。
夢や願いは叶わないものだと思っていたけれど、今は思ったことは時間がかかっても叶うようになった。
これが役割、役目なのかな?と思いながら毎日を過ごしている。
今までなら絶対にやらなかったこと、考えなかったことを、何の躊躇もなく、深く考えることなく、【やるのか?やらないのか?】その時のインスピレーションで決めている。
たいてい【やる!】方を選択している。
この人生はたった1度。今しかない。
逃げ出したくなれば逃げ出してもいいから、チャレンジ出来ることは取り敢えずやってみる!
それで難しければやめればいい・・・それくらいの気持ちでいる。
4年前の私とは違う私が、今ここにいる。