なんとなく・・・どうしてかはわからなくても

ステロイドって怖いものという社会から刷り込まれているものが今まではあったのだけど・・・

 

難病になって痛み(炎症)を軽くするためにはステロイドが無いと生きていけないくらいに辛くて

そうなるとステロイドの副作用が怖いとか思っていられないところがあった

 

実際に不妊治療中もステロイドをマックス10mg使っていた時もあったし

それで副作用が起きたこともなかったし・・・

 

だけど・・・もし・・・今・・・不妊治療をしていてステロイドを使うか使わないかってことになったら、、、使わない選択肢しか持たないだろうと思う

 

ステロイドの怖さを

子どもが欲しいという気持ちで蓋をした

なにより・・・ステロイドの怖さを本当には知らなかった

 

この2年間ステロイドを使ってきて

ステロイドの副作用だと言われるものはほぼすべてと言ってもいいくらいに経験してしまった

十分に怖さを知ってしまっても止めるためには時間がかかり

やめられる可能性も少ない

たぶん2mgや3mgは維持量として必要だろうと思う

 

病気の中にはその病気の症状を抑えるために必要な薬があって

だけどその薬の副作用で命が短くなることもきっとある

わたしだったら使っている薬の副作用でがんになる可能性は上昇する

だけど「今」を生きていくために必要な薬はやっぱり使わないと「今」すら危うくなってしまう

未来の自分がどうなっているとしても「今」生きるために必要な薬だから

未来を考えて飲まない選択をすると「今」を生きていけなくなってしまい

未来なんてもの自体が存在しないことになる・・・

なかなかに複雑な状況や想いを抱えていかなきゃいけないけれど

そこに選択肢ってものは沢山あるわけでもないから

もう受け入れていくしかないことが沢山ある・・・・

 

難病になって・・・

今までの生き方を変えないと生きていけなくなってしまったことは

悪いことではなくて良いことだと思っている

 

自分の中の譲れないものにしがみついていたり

こうだと思ったことを「まぁいいか」って思えなかったり

融通の利かない事が自分に対しても他人に対してもあった

 

いまは出来なくなったことが沢山ある中で

他人様にゆだねられることやお願いできることを

自分で抱えてしまわないで助けてもらえるように少しずつなってきた

きっとこんな病気になっていなかったら

今も・・・自分にも他人にも許せない事が沢山あってイライラすることもたくさんあっただろうと思う

 

治らない病と付き合っていくこと

さまざまな事や想いと折り合いをつけながら生きていくこと

少しずつ試行錯誤しながら辛い経験もしながらその術を学んでいくこと

 

病になることは悪いことばかりではないって2年経って思う・・・

(思いたい?)