朝起きた瞬間のからだの状態で１日の体調はなんとなく予想がつく・・・
今朝は「あっ・・・今日は喉が痛くない・・・」でスタートを切った
朝・・・起きた時に喉が痛くないからといって
１日痛くならずに過ごせるわけではないのだけど
でも・・・ホッとした瞬間だった・・・
こんな日はそんなに多くないことは分かっている・・・
で・・・来週
父の介護ベッドが不要になったことや
要らないものが山のようにあって
市役所に粗大ごみ回収をお願いしている
昨日・・・仏間の大きいものを片づけてもらったから
あとは細々したものが・・・( ◠‿◠ ) 気になってしまった
・・・ら・・・・やらなきゃ済まない性格
ここは・・・いまだに譲れないところらしく(笑)
始めちゃった・・・
あっちこっちから次々出てきたのが写真
１か所に集めておいてくれればいいのに・・・って
写真の山になっちゃって・・・
それを見ながら・・・これどうする？
ここまで来たら止めるわけにもいかず
写真の仕分け作業が始まった
恐ろしいことに出てきた写真の山の中には３４年前の自分の写真が・・・・(-"-)
しかもものすごい最悪な写真写り・・・・
さすがに・・・２度と見たくない感じで・・・即行破ってしまった
見たくないものは残さない・・・(笑)
永遠に誰にも見られることはなくなった・・・良かった
母が突然亡くなった時
母の遺影に出来そうな写真がなかなか見つけられなくて
母は写真が嫌いだったのかなぁって思った
わたしも好きじゃないから母も写真が嫌いだったとしたら
気持ちはとても良くわかるって思ってた
でも・・・たくさん出てきた写真を１枚１枚見ていたら・・・
父と二人で旅行に行った写真
私の知らない夫婦の姿がそこにあった
その写真を見ながら
［母はこんな時間を父と共有していたからこそ
自分だって一生懸命な体なのに父のことを出来る限り看たい］
そう思ったんだなぁって感じた
お見合い結婚で１１歳離れてて
わたしは生まれた時からこの父と母の娘で
だからずっと一緒にいて当たり前だったけど
父と母・・・ふたりが写った写真の中に
親としてではない夫婦としての愛情を感じていた・・・
若い頃ならそんなことを思わなかったかもしれないけれど
今だから・・・夫婦で年を重ねるってこういうことなのかなぁって
しみじみ・・・思っていた・・・
色々なことがあったはずで
わたしたち子どもに見せなかった出来事や想いも両親共にあっただろうと今なら思える
そして・・・私の知らなかった母の姿も沢山その写真の中にあった
母としての母ではなく
母自身の人生を歩いている写真・・・
母はこんな面も持っていたんだなぁ・・・
こんな表情もする人だったんだ・・・
母から生まれ母と過ごした時間の中には存在しなかった母個人としての人生
意外と楽しそうだね・・・って思いながら
いっぱい旅行とか行きたかったなぁ
母の若い頃の話とか聞きたかったなぁ・・・って
出来なくなったからこそふっと心にやれなかったことが浮かんできたりした
でも・・・きっと母はそんなことどうでも良いって思っている
わたしのことを心配しながら
母自身も驚いただろう突然の死
他人様に自分の想い・・・ましてや娘への想いなど簡単に語る人ではなかったのに
透析で行っていた病院の看護師さんや銀行の窓口の人・・・に・・・
私のことを本当に心配していたと亡くなってから知ることになった母の愛情・・・
私の病状が悪くなる一方だった状態の頃に
わたしへの心配と共に逝かせてしまったことを今もずっと気にかけている
人は色々な顔を持って生きている・・・
家庭での顔
働いているときの顔
ひとりでいるときの顔
友だちといる時の顔
・・・・・どんな時もわたしはわたしなんだけど
それぞれに自分を使い分けてもいる
そんな母の色々いろいろな顔を今になってだけど見られたことで
わたしの知らない母の人生があったことに嬉しい気持ちにもなった
苦労をしてきた両親・・・
だけど・・・幸せな時間があった・・・そして今もきっと幸せでいるのだろうと・・・
この間・・・父が退院した時
父は絶対に目を開けなかった・・・
わたしへの強い想いを感じたのだけど・・・
父に会える機会があれば・・・会いに行きたいと思っている
早くコロナが収束して自由に会える日が来てほしい
父の心にもきっと・・・母は在り続けているのだと思う
わたしには分かりえない夫婦としての愛情が続いているのだろうと思うと娘として幸せな気持ちにもなった
時々は写真を見て
この両親から生まれてこられたことに感謝したいと思う
って書きながら号泣してしまった・・・