不妊治療をしていたとき
受精障害と着床障害
このふたつとの戦いは結構・・・壮絶だった
驚くほど受精率の低い中
やっと受精卵が得られても
今度は着床しない・・・
検査でも特にひっかからない・・・
ピカイチの胚盤胞が出来ても
かすりもしない・・・
それを何度も繰り返していると
私の子宮でなかったら
この子はこの世に生まれてこられたのかもしれない
そんなことを思うようになり
だれかの子宮を借りられたら
この子をこの世に誕生させられるかもしれないと
それは正しいか正しくないかと言えば
正しくない考えなのかもしれないけれど
授かるということだけを見つめると
それ以外の選択肢が見つからないほど
そんなことを思った頃があった
それは叶うことではなかったから
結局・・・一度もかすりもしないまま終結したけれど
そして受精卵の見た目が全てではないとわかっていても
最高ランクの受精卵をお迎えしても
かすりもしないときは
やっぱり受精卵が原因ではなく
私の子宮側に問題があるのだろうと
イヤでも突き付けられた現実があった
私の子宮でなかったら
あの子たちは生まれて来ていたかもしれない
その想いは・・・いまも・・・
実はずっと抱えている・・・
