1年半前
突然に告げられた難病
その時は食事もペースト食しか無理で
横にならないと辛くて
それでも何の病気か分かれば
薬や手術で意外と簡単に治るものだと思っていた
結果・・・まさかこんな事態になっているとは
診断される前は思ってもいなかったし
「今」という未来の自分が
こんな状態でいることなど想像もしていなかった
告知されたときの衝撃
そんなはずはないという思いと
目の前に突きつけられた現実
治療が始まっても
一向に良くならない苛立ち
痛みを我慢させられて
痛みに振り回されて
痛みに支配されている日々
どんどん悪化する中で
このままだと医者に殺される
そんな事を何度も思った
呼吸も辛い
関節や骨も痛い
それでもステロイドを減らすことだけに
必死になってるような医師の態度
苦痛に何の手だてもされず
心も疲弊してくる
それもすべて患者のせいにされて
違う!
どこを診てるの?
信頼関係など築けるはずもない
それでも
いや偉い先生たち
私の勘違い
この治療は間違っていないはず
・・・そう信じたい気持ちも
心のどこかにあった
転院することで
1から始まる人間関係の構築は
難しい病を抱えているからこその
なかなかに厳しい選択でもあった
結局は自分から掴みに行かないと
好転させることは出来ないと気付いたけれど
ただ医師の言うことを鵜呑みにしていたら
信じていたら・・・と思うとゾッとする
良い医師はたくさんいる
この病気になる前に出会ってきた医師は
どの医師も良い先生たちだったから
まさかこんな医師たち居るの?って
本当に驚いたのだけど
医者の世界の裏側を知ってしまったら
正直怖くなった・・・
医師も人間・・・
たしかにそうなのだけど・・・
難しい病気だからこそ
診断も治療も一筋縄ではいかないことは分かっている
でも・・・
「誠実」な対応があれば
患者は大抵のことは許容し
医師に対して不信感を抱くことはないのだろうと思う
結局は全てそれぞれの「感情」の問題
もつれてしまうから
患者だけではなく医師も
様々な心模様に支配された
その時々の「感情」で対応してしまい
関係が悪化する・・・
それは・・・良い関係の再構築に
方向を転換することは不可能となってしまう
どちらかが逃げ出すしかなくなる
が・・・医師は立場上逃げ出せないのだろう
わたしとしては手放して欲しかったけれど・・・
この経験がこの先の医師との関係性を作っていく中で
間違いなくプラスになるだろうと思う
そして・・・
自分の命を大切に思うからこそ
わがままに・・・
いい患者になる必要はないとも思っている
それでも・・・
この複雑な心模様は
この先もきっと・・・ずっと・・・続いていくのだろうと思う