もしも今も生殖医療を続けていたら
このコロナで思うように治療が出来ない中でも
私はやれることを続けていたと思う

具体的には移植はしない
採卵を続ける→貯胚する

不妊治療は不要不急ということを
言われたりしているけれど
自然に授かれない人にとっては
不要なことでも
不急なことでもなく
必要かつ急を要することだという認識が
当たり前に授かれた人の方が
圧倒的に多い世の中で
理解して貰えないのは仕方がないと思う

私は医師から「コロナが収束するまで
治療はお休みしましょう」と提案されて
お休みできる人をスゴいなぁと思う
もちろんその選択は簡単ではなかったこと
葛藤があったことは
十分すぎるほどわかる

私はコロナの状況と自分の状況を考えて
あれこれ考えたとしても
やっぱりお休みは受け入れられないだろうと思う
やれること=採卵であれば
採卵は続けたいと考える
医師を逆説得してでも・・・たぶん
採卵は続けただろうと思う
またはその病院での治療はお休みし
採卵して貰える病院へ通ったかもしれない

お休みしても時間的なリスクのない人なら
なんの問題もない
でも時間と戦っている人にとっては
コロナの収束なんて待っていられない
少なくとも
「今」が生きている時間では最も若くて
あっと言う間に過ぎていく歳月は
取り戻せないものになっていく

どうして不妊治療をしている
自然に授かることが難しい人だけが
そのために頑張ることを中断させられるのか?

自然か人工的かで生まれてくる命の重さは
変わるのだろうか???

自然妊娠はOKだけど
生殖医療で生まれてくるのは止めてねって
同じ命なのに
生殖医療なら生まれてくる時期を調整できるよねって選別してるように思う

でも授かる事って叡智を超えた所もあるから
今なら授かれるけど
1年後だったら授かれなかったなんてことも無いとは言えない

妊娠した後のコロナ感染リスクを
国として避けたいのであれば
人工的か自然かに関係なく
妊娠しないでねって話になる

自然妊娠を止める啓発が無い以上
不妊治療を中断する必要も
基本的にはないと私は思っている

その代わりコロナの収束が見えない中で
生殖医療で移植を行う場合は
授かったあと
コロナによるリスクは覚悟しておかないといけないと思う
そこを無しにしてやりたいからという思いだけでやっちゃうのは
ちょっと違うと思う