今でこそ
治療の結果に対して
気持ちが恐ろしく落ち込むこともなくなったけど
それでも
そこに辛さはないかというと
元気なようでも
そりゃ多少のマイナス感情は襲ってくる
どうして私には授からないのか
なにが悪いのか
頑張っても報われないことに対する落胆
どうして私だけ・・・と言う想いは
多少なりとも今でも持っている
たぶん一生
無くならないだろうと思う
だからこそ
私は同じ不妊で苦しむ方を
援助したいと思うようになった
授かれなかった辛さは
生涯の自分自身の課題で
たぶん亡くなる瞬間まで
持ち続けるものだろう
ただその辛さを減らすことは
出来るのではないかと思っている
もし来世があって
女性として生まれたとしても
私はもしかしたら
子どもの居ない人生を選ぶかもしれないと
そんなことも思う
今生
不妊である辛さを経験したのに
今度は産まない人生を
選択するような気がしている
前世や来世
本当に存在するのかは
分からないけれど
今とは全く違う生き方
したいなぁと思う
産む
産まない
産めない
どんな人も責められない世の中に
なるといいのになぁと思う