父が食べなくなったことの原因
実は思い当たることがある
父が覚えているかどうかは分からないけど
多分食べないのはそのせいではないか?と

父には父なりの理由があって
暴力や暴言があることは
私も分かっている
ただそれを父は言葉で伝えられないから
私も理解してあげられない
そしてお互いにコミュニケーション取れず
余計イライラしたりする

介護と向き合っていると
心が疲弊してきて余裕がなくなる
分かってあげたいと思っているのに
そのうち
こちらの思うとおりに動いて貰いたいと
父の都合ではなく動かせたくなる
それも良くないことは分かっている


クローズアップ現代
かれこれ前の記事
その当時から父のようなケースは
多く存在していて
その事を知っていたら
認知症専門医のお決まりの外来診療にお任せせず
精神科へ早くに転院させていれば
父はもっと穏やかに過ごせただろうなぁという後悔は
やはり私の中にも生まれている

誰にとっての最善かを
介護に疲れると忘れてしまう
本当は父にとっての最善でなければいけないのに
疲弊してしまった家族にとっての
父を思い通りに動かせるための介護を
どこかで選んでいたりする

認知症の人にも
その方が抱えている想いがあって
日々その時その時
考えていることがある
そう言うことに想いを向けることを
意外と家族はしていないかもしれない

認知症の方にも
そうすることの原因があるということを
もう一度こころにとどめたいと思う