あの日から・・・

もう何度・・・

届けられない「おめでとう」を

心の中でつぶやいてきただろう

 

よっさんは今日・・・

生きていれば55歳になった

私はいつの間にか

よっさんの生きた時間を

とうに追い越してしまい

知らないうちに

よっさんよりも多くの時間を

この世で過ごしてきた

 

よっさんの歩きたかった「今」を

わたしは生きている・・・

 

時々ふと思うことが有る

もし・・・

よっさんが「今」を生きて歩いていたら

ふたりには

どんな「今」が有ったのだろうと

考えても仕方のないことなのに

こころをよぎる時がある

 

春になると桜の花を見ながら

一緒に過ごしたかったなぁと思う

夏になると

よっさんが旅立った日のことを

そっと思い出す・・・

いくつもの季節を

共に歩くことはできなかったけど

あの日と同じ想いがここにある

 

HAPPY BIRTHDAY!

未来の今日を

私があと何回迎えられるかわからないけど

忘れないでいること・・・

それが

私に出来るたったひとつの事だから

 

空の上から

きっと・・・見てくれている

 

100年後の再会を約束したあの日

どの世界に居ても

お互いに胸を張れる生き方をしてきたと

笑顔で言えるように歩こうと

ふたりで決めた

だから私は今を生きていける

笑顔で再会したいから

恥じない生き方をしたいと思っている


ふたりで決めた再会の場所が

この世ではないことを

お互いに当然わかっていてした約束

 

今日という日は

わたしには何にも変えられない

大切な日のひとつ・・・