生殖補助医療の技術が日々進展していく中
ちょっと怖いな・・・と思うことが・・・
どんな方法を使っても
子供が欲しいという気持ちは
そう思った人にしかわからない
倫理的な問題も脇において考えてしまう
今読んでる本・・・
(相変わらずなかなかページが進まず)
本来なら子供を授かれない人たちが
体外受精・顕微授精という技術で
子供を授かれる時代になった
そして今度は
その子供の障害の有無で
命を選別する時代が来ている
本来
出生前診断が行われることの意味を
丁寧に書かれている
中絶してもいいという結論を導くためのものではない
何冊か読んできたこの出生前診断の本
気づいたことが有る
受けている人たちの中で
どれだけの人が
この検査の本来の目的をわかって受けているのか疑問だと
こんなふうに生殖に関わる分野で
様々な技術が発見されたり進歩することで
これまで授かれなかった人にも
温かなぬくもりを抱ける可能性は大きくなった
でも・・・本来なら生まれてこられない命
それが自然淘汰ということでもあるのかと
ちょっと今考えさせられている
だとすれば
自分の想いは本来の自然な流れに
逆らっていることなのかと・・・
そしてこんなふうに技術が進む中で
さらに生まれてこられるはずのない命が
誕生できるようになること
それはどういうことかと考えたら
やはりちょっと怖くなる
不妊治療を経験しても
全ての人が授かれるわけではないのだから
そこにも自然淘汰の何らかのものが働いているのかもしれない
授かれないことにも理由がちゃんとあるのかも
そんなことを最近ずっとずっと考えている
人が作り出し
見つけ出す技術
それはある人達にとっては福音でも
人としては破滅への一歩となるのかも知れないと
思うことが増えてきた
