初心者多数のコーラスサークル「クレッシェンド」の練習は、こんなところから始めました。

 

かつて新しい曲に取り組む時、パートごとに音取りをして2つのパートを合わせてみた時に、それぞれのパートはしっかり正しく音取りをしたはずなのに合わせてみるとどうしても響きがハーモニーになっていないということをよく経験しました。

 

その経験を踏まえて、クレッシェンドではまず音と音がハモるということをの気持ち良さをみんなに体感してもらおう、気持ち良いハーモニーを感覚でつかんでもらおうというところから始めたいと思いました。

 

おそらく真っ先に感覚的につかめるハモリは、いろんなポップソングの中で頻繁に使われてる上3度のハーモニーではないかと思います。そこで、実際にかつてのヒット曲の中で上3度のコーラスが入っている曲を聞いてもらってそれをそのまま真似してもらおう、というから練習を始めていくことにしました。

 

そのためにちょうど良いと思ったのがこの曲…

 

明日があるさ 坂本九

 

「明日があるさ」は最後のワンフレーズだけ上3度ハモリがついています。これをそのまま取り入れて、ワンコーラスの最後のフレーズだけ2パートコーラスにして歌いました。楽譜は使いません。耳できれいにハモれるようにお互いの音を聴いて合わせます。

 

何度かの練習でとても美しいハーモニーが生まれました。

 

それ以外の部分はみんなで同じメロディを斉唱することになるわけですが、初心者がお互いの声を聴きながら気持ちを合せていくためのちょうどいい練習にもなりました。

 

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