突然ですが


木芯のキャンドル


使ったことありますか?




よくあるキャンドルは「糸芯」という

綿を編んだ芯を使って作られています。



(糸芯にも色んな種類があるのだけど今日は置いといて…)




木芯(もくしん)とは、


木の板を重ね合わせた板状の芯の事です。



木芯を使ったキャンドル。木芯は薄いのです。




近年よく見るようになったので


一度はどこかで見た事ある方も、

灯した事がある方もいるかもしれませんが…




灯すと、木が燃えるので


焚き火のようなパチパチと爆ぜる音が聞こえるのが特徴です。


(線香花火の最後の音、と表現されている方もいて、確かに!と思いました)




で、

これだけ聞くと

「うわぁ!それ良い♡」と思いますよね。




……




……




………



そう!

すごーく良いんです。



私自身、木芯の爆ぜる音を開くと、



はぁぁあぁ〜〜〜〜



となります。

(脱力するという意味です)




木芯の灯る音を耳をすませて聞く事で、


より今いる空間が静寂に包まれる感覚になる。


というのが私の中でピッタリくる表現です。




ですが、

少し灯し方にコツがいるのです。



うまく灯せずに木芯が

苦手になってしまう方もいるかな、と思い



木芯の上手な灯し方(わたし調べ)をお伝えしますね。




◼︎1.灯す前


木芯の根元がキャンドルワックスの表面から5mm〜10mmくらい出てるくらいが丁度いいです。(もっと細かくいうと5mm〜7mmくらい)


※もしもこの範囲外であってもうまく灯せることはできます。(2に進む)





◼︎2.灯し方


木芯は、絶対にチャッカマンで火をつけてください🔥



キャンドルが灯る原理は、

芯が溶けたワックスを吸い上げる事で継続的に灯す事ができます。



となると、まずは始めに溶けたワックスを作ることが大切です。




そして普通にイメージしていただくと



糸芯(綿)に比べて、

木芯(木の板)は溶けた物質を吸い上げにくいです。

※液体が浸透しやすいのは木より綿ですよね。



という事は…



木芯が灯るためには

液体化(溶けた)したワックスがより必要になります。



そのために、

木芯は着火時間を長めにするようにご案内しています。

(チャッカマンで木芯の根元とワックスを溶かすように5秒以上)


着火時間を長くとって欲しいために、マッチやライターではなく【チャッカマン】の使用をお願いしています。

※木芯はマッチやライターだと手指を火傷する可能性が高いです!!!(糸芯なら使っても大丈夫)



で、これをしていただいて無事灯せたらOK。


そのままで問題ありません。





◼︎3.火がすぐに消えてしまう時



うまく安定して灯せたら良いのですが、

何度火をつけても消えてしまう事も。



この時は何度も繰り返して火をつけてください。



それでも火が消えてしまい

芯がワックスに埋まってしまったら…



木芯が溶けたワックスを吸い上げる前に木の部分だけが燃え切ってしまい、吸い上げられる芯が残っていない時、



こうなったら手入れが必要になります。



(ションボリですよね、でも絶対に火をつけられるので大丈夫です◎)




火が消えて、ワックスが冷え固まっている状態で芯の周りのワックスを半径1センチくらい、深さ約5ミリ〜1センチほどを取り除く。



(ジェルワックスならハサミで簡単にカットできます。ソイワックスなら割り箸で完全に固まる前の柔らかい状態を取り除く)



これをする事で芯がワックスから出ている状態になるので、再度火をつけてみてください。




長くなりそうなので②に続きます。