30週1日①〜メンタルがきつい | *雪のかけら、ふたつ*

*雪のかけら、ふたつ*

長女ハル(仮)*重度子宮内胎児発育遅延→27週で早発型妊娠高血圧症候群、救急搬送
管理入院の後HELLP症候群→29週、840gで誕生
→低身長経過観察中
次女ナツ(仮)*再発なしで2690gで出産。
→母の遺伝か低身長気味

ふたりの娘の記録と、母のつぶやきです。

一般病棟に移ることになった日に、「部屋の人はみんな、赤ちゃんがNICUにいる人だから」と言われたのだが、どうやらそれはその日たまたまだったらしい。
あてがわれた部屋は、家族や面会の人が入れない母子同室の部屋だった。
(母子同室の部屋に、母子同室できない人を入れるってどういうことなのか…)
部屋にいる人が入れ替わって、この日から普通に母子同室する人がいるようになった。
人と比べてもしょうがない、立場は人それぞれとわかってはいるものの、これが思った以上にキツかった。

時間になると看護師さんが赤ちゃんを連れてきて、お世話をしている。
赤ちゃんの泣いている声がおもいきり聞こえてくる。
向かいの部屋から聞こえてくるのは気にならないのに、どうして同じ部屋だとこんなにきついんだろう。自分でもよく分からなかった。

入院中は24時間面会可能と言われていたので、消灯すると逃げるようにNICUに行くようになった。
保育器の前で「ごめんね…」とつぶやいて泣いていた。
でもこれは、赤ちゃんが可哀想でないているんじゃなくて、自分が辛くて泣きたいだけなんだなあと分かっていた。
相変わらず、自分のことばかりだった。
赤ちゃん頑張ってるのに、本当にどうしようもない親だった。