あとがき

私が誘った人達には、何故インドなのだ?と必ず問われた。

すぱっと説明するのは難しいし、他人を説得できるような理由にもとぼしかったのでしょう。

私のインドへの憧れと言うか興味の始まりは小説とテレビドラマです。

沢木耕太郎著「深夜特急」

バックパックを背負って乗合バスでアジアを横断しロンドンへ行くという内容の本人の経験を書いた紀行文学です。

十数年前に、最初はドラマ(三部作)をたまたま目にしました。
とても惹き込まれ、ワクワクしながら見ていました。
そのすぐ後に原作を買って読みました。
ちなみにハードカバー(3冊構成)を買って読んだ後で友達に貸したら帰ってこなかったので、文庫本(5冊構成)を買い直しました。
文庫本は何回も読み、今でも読んでます。
私のバイブルです。

その本に始まり、今ではインドに限らずアジアの紀行文学を色々と読んでます。

これがインドやアジア旅行への憧れの始まりです。

でそんな本を読んで、どこが惹かれるのか?
アジアでは、まだまだ貧困地域は多くあり、色々な陰の部分もいっぱいありますが、
その反面というのか、情熱やパワー・エネルギーを感じ、あるいは懐の深さや助け合いの姿・家族の繋がり・人が生きてるって感じる。

本に書いてることは、深夜特急で40年弱前、他の本でも新しくても10年以上昔の話です。
きっと今のアジアとはだいぶ変わってしまい、私の求める(イメージする)姿は無いかもしれない。
遅かったかも。
でもあの深夜特急の世界を見て見たかったのです。

現実的に行こうと考え出したのはここ2,3年です。
自己分析するに、たぶん今の日本社会に嫌気がさし、日本にないアジアのパワーや喧噪に浸って見たかったのかも。
(この部分は特に上手く説明できないかな)

当初行きたかったインド旅行は、飛行機だけ予約して行く自由旅行でした。
一人旅も覚悟し、取り合えずビザだけ取得しておこうと郵送申請をしました。
なんとか六ヶ月以内に行こう(覚悟を決めよう)と思っていたのです。
 
そんな時ちょうど新聞に北海道発着の安いツアー募集があったのです。
ツアーだけど、初めて覗くインドだから、まずはツアーでもいいかな?と。
そこで更に興味が湧いたらまた行ってみたらいい。
 
ダメもとで友人を誘ったら、即答ではなかったけどOKとのこと。
やっぱツレがいると心強いよ。ほんとに助かったよ。
ましてこのツアーは二人以上じゃないと申し込めないからね。
 

行って見てどうだったか。
 
いろんな所で人が生きる力を感じましたね。
カマル達だってそうさ。
彼らから見れば、俺たち日本人は遥かインドまで海外旅行に来るお金持ちだよね。
そんな人達を相手にしっかり稼ごうと、良くも悪くも頑張ってるさ。
その為に日本語を操るインド人もいっぱいいる。
稼ぐ為に一生懸命に勉強してるんだよ。
貧しい人達だって決して悲哀に満ちているわけではないだろう。
その生活から抜け出すのは難しい社会であると思うが、
意外に笑顔があるように思う。
自分の置かれた生活の中でしっかりと生きている。
また、これは本からの受け売りだが、
『インドは豊かな国である。なぜなら、それらの貧しい人達をも許容して、一緒に生きていけるから』
まさにそう思ったね。
カマルに聞いたことがある。趣味は何ですか?と。
『貧しい人を助けることです』と。
実際、ツアー中にカマルがバクシーシをしているのを見た。
 
現実はもっと厳しいいろいろな事があるのだろけど。

インド好きかも。


日本人を騙すインド人
日本人を嫌う中国人
あなたはどっちが好きですか?

読者諸氏のお陰でブログを開設・更新するモチベーションが持てました。
そのおかげで自分の旅行を纏めることができました。
帰国してしまうとやろうと思ってもなかなかやりませんから、この試みは成功でした。

今回の旅行に行くにあたって、同行したM氏、留守をさせた家族、仕事の迷惑を掛けた会社の仲間、遅刻しちゃて組合関係の方達、そしてカマル、ありがとうございました。マジで感謝しています。
またヨロシク(^_^)