ある日、朝起きると胸に違和感があった。起き上がってみると、ずっしりと胸に重みを感じた。なんと、俺の胸に大きなおっぱいがついていたのだ!DかEカップくらいはあるだろうか?いや、どうしてこんなことに!?だが昨日のことがよく思い出せなかった。

仕事に行かないといけないし、とりあえず朝飯でも食うか。部屋を出て階段を降りると、段差でいちいち胸が揺れるのがとても気になった。これ、なんとかしないと生活しづらいぞ?どうする…?

朝食後、既に家を出た姉の部屋に行き、ブラジャーを失敬して着けてみた。…が、少し窮屈だ。なんと、姉よりデカい胸になってしまったらしい。仕方がないのでそのままスーツに着替えたが、胸の膨らみが目立ってしまうことに気付いた。これはマズい。ブラジャーだと胸を強調してしまう。ふと、長めの日本手ぬぐいを持っていたことを思い出し、サラシの代わりに巻いて胸を潰した。これなら胸筋っぽく見えて誤魔化せる。そして俺はいつも通りに出勤した。
特に何事もなく仕事を終えて帰宅を急いでいると、男に声をかけられた。

「やあ。おっぱいは気に入ってくれたかな?」

そういえば昨日、俺は居酒屋で飲んでいたはずだ。そこでこの男と知り合って飲んで…その後どこかへ行った気がするが、思い出せない。このおっぱいはこいつの仕業か。
「お前が望んだんだぞ、おっぱい大きくするともっと気持ち良いよ、大きくするかい?って聞いたら頷いただろ」
そういえば、なんか胸や乳首を揉まれていたような…酔っていてよく覚えていない。とにかく話をするために、ここから近いという男の家に行くことになった。

男は美容外科医で、素質のある男を見つけては女に改造するのが趣味だと言う。改造と言っても、自ら望むように巧妙に仕向けるので、犯罪にはならない。むしろ、費用をもらわずに行うのでボランティア感覚であるという。そんな男に、俺は選ばれてしまったのだった。
話が終わると男は後ろに回り、俺の服を脱がせ始めた。そして胸を抑えていた手ぬぐいを外すと、大きな胸が露わになった。男は俺の胸を揉んだり乳首を弄ったりし始めた。俺は最初は拒否していたものの、悪い感覚ではないと感じて抵抗をやめた。次第に気持ち良くなり、いつの間にか勃起してしまっていた。

「大きいおっぱいを揉まれて感じるなんて、女の子みたいだね。もっと女の子の気持ち良さを味わってみたいかい?」
俺は興奮の中、何度もうなずいてしまった。すると程なくして意識がなくなった…。

気が付くと俺はベットの上にいた。なんだか股間に違和感が…そして気付いた。ない。ないのだ。玉も竿も。慌てて起き上がると、男が声をかけてきた。「女の子になった気分はどうだい?」
どうと言われても…何度触っても股間のモノがなくなっている。俺は男ではなくなってしまったのか…呆然としていると、急に棒を渡された。「ダイレーションといって、これを挿れて毎日拡張しないと、膣、狭くなっちゃうから」
膣…?玉と竿がなくなっただけでなく、膣まで作られたのか!?俺が驚いて固まっていると、「やり方を教えてあげよう」と言って、いつの間にか着せられていた病衣を脱がされ、股を開かされた。すっかり女性器に変貌した股間の中央に作られた穴に、男が棒を押し込んでいく。「い、痛い…」これを毎日やらなくてはならないらしい。だが、体内にモノが入ってくる感覚や挿入されている女の子のような姿を晒している恥ずかしさで何だか興奮してきてしまった。

そんな中、玉を取って性ホルモンが無いままだと骨粗鬆症になるリスクが高まるので、定期的に性ホルモンを投与しなければならないことを聞かされた。俺は男だし普通なら男性ホルモンを選んだのだろうが、興奮していた俺は冷静な判断力を失っていた。

「女性ホルモンなら女性の性感が楽しめるようになるよ。女性ホルモンにするかい?」

俺は頷いてしまった。

それから俺は定期的に女性ホルモンの注射を打つことになった。先に豊胸や股間の手術をしてしまったので、大きく変化するわけではない。だが、筋肉や脂肪の付き方が変化し、体つきや顔つきが徐々に女性らしくなっていった。声が男なので男として働くことに問題はなかったが、女性の髪型のウィッグを使うと普通に女性と思われるようになった。

そして膣が十分に拡張できた頃、その日がやってきた。「今日は違う棒を入れてみようか」俺が頷くと、温かく太い棒が俺の中に入ってきた。これは…本物!まさかの処女喪失…と言っていいのだろうか。そして男は自らの棒をゆっくりと出し入れし始めた。前立腺は残っているので、女性に近い性感が楽しめるというが…などと考えているうちに、ピストンの速度が速まっていく。あっ、あっ、こ、これは…気持ちいいぃ、あぁぁ、イクぅぅぅ!
なんと、俺は男とセックスしてイッてしまったのだ。しかも完全にメスイキだ。賢者タイムになどならずに余韻が続いている。このまま何度でもイケそうだ…なるほど、これが女性の性感か!ヤバいな、癖になりそう…少ししてから、自ら望んでもう1回やりたいことを男に告げ、2回戦が始まった…。

それから俺はあの快感が忘れられず、何度か例の男の部屋へ行ったが、男は女性化を終えた俺にあまり興味がなくなったようだった。そんなにやりたいなら、と、男は風俗の仕事を斡旋してくれた。普通の男性を相手にするため、ちゃんと女性にならなくてはいけない。一人称は俺をやめて私にして、衣類や持ち物も男性用をすべて処分して女性用だけにしたり、スキンケアやメイクの勉強もした。男声もボイストレーニングや話し方などで女性に聞こえるように練習したり、常に女性らしい所作を心がけた。


こうしてすっかり女性化してしまった私は、もうこれまでの仕事は続けられなかった。会社員の仕事を辞め、風俗の仕事1本にすることにした。こうして私は風俗嬢としてセックス漬けの毎日を送ることになった。もはやセックス依存症かもしれないと思ったけど、そんなことはどうでもよかった。何も考えずに、ただただ性の快楽に溺れる…それが今の私の幸せです。


※この物語はフィクションですが、一部実話を参考にしています。