僕が初めて女装をしたのは、学生時代のイベントでした。女性キャラクターのコスプレで、最初は恥ずかしかったのですが、意外と周囲の評判が良く、それ以来、女性キャラクターのコスプレをすることにハマっていきました。より女性的に見えるように、髭や体毛の脱毛をしたり、メイクの仕方を研究したりしていました。しかしそれだけではどうしても飽き足らず、もっと女性らしくなりたくて女性ホルモンに手を出してしまったのです。
女性ホルモンを接種すると、体つきや顔つきがふっくらしてきて、女性の服装や髪型、メイクが似合うようになってきました。すると、鏡で見た自分の女性的な姿に興奮を覚えるようになりました。男性ホルモンが減少したので性欲はあまりなくなりましたが、男性である自分が女性的な肉体を持つことに喜びを感じていました。しかし、一番期待していた胸の膨らみは、それほど大きくはなりませんでした。
男性として会社で働いていたので迷いましたが、豊胸することに決めました。そしてAカップ足らずからDカップ程度になりました。流石にブラジャーが必要ですし、その状態だと人にバレてしまいます。昼間はFTMや男装用の胸つぶしシャツなどを利用して隠して生活することにしました。流石にずっと隠しているのはキツいので、プライベートでは普通にブラジャーをして女性の姿で過ごすことにしました。
それをきっかけに、コスプレの時には使わなかった女性用下着を使うようになると、ある違和感を覚えるようになりました。男性器があると女性用の下着が綺麗に履けないのです。それから徐々に何もない股間、足を閉じると三角形ができる股間に憧れを持ち始めました。本当は水着でのコスプレもしたいと思っていたのです。テープで止める方法もありましたが、それだとすぐにトイレに行けず大変なことになります。悩んだ挙げ句、ついに男性器を切除する手術を受けることにしたのです。
手術後、股間に邪魔なものがなくなり、女性用下着を違和感なく履けるようになりました。足を閉じて座ると、股間に憧れの三角形ができます。これで全身が女性の姿となり、女性用の水着姿でも違和感がなくなり、とても満足できました。立ちションができなくなり、個室に入るしかなくなったのは不便ですが、仕方ありません。
女装をして出歩くと、人々からは何の疑いもなく女性として扱われます。しかし僕は男性であり、女性として生きるつもりはありません。これでも不思議と普通に男性として勤務できるのは、声が男性だからでしょう。女性の体を持った男性として、女装やコスプレを楽しみながら生きていきます。
※この物語はフィクションです。ホルモンの効果、術後の経過には個人差があります。また、不可逆な変化を伴いますのでホルモン投与や手術は慎重に。何があっても自己責任となります。