ALAです。
今月の読書記録。
7月は18冊でした。
1.「女神」三島由紀夫☆☆☆
2.「幸福号出帆」三島由紀夫☆☆☆☆
3.「ジョイバルー」ハーウィン・オラム☆☆
4.「1ポンドの悲しみ」石田衣良☆
5.「娼年」石田衣良☆☆
6.「逝年」石田衣良☆☆
7.「愛がいない部屋」石田衣良☆
8.「ホームシックシアター」春口裕子☆☆☆☆
9.「マッチ棒日記」ポール・フライシュマン☆☆☆☆
10.「季節はうつる、メリーゴーランドのように」
岡崎琢磨☆☆☆
11.「熱望」水生大海☆☆
12.「我が家の問題」奥田英明☆☆☆☆
13.「下町ロケット」池井戸潤☆☆☆☆☆
14.「つるかめ助産院」小川糸☆☆☆
15.「十号室」加藤元☆☆☆☆
16.「そして、星の輝く夜が来る」真山仁☆☆☆☆
17.「君の波が聞こえる」乾ルカ☆☆☆
18.「盗賊」三島由紀夫☆☆☆☆
先月読んだ「REVERSE」が
とても良かったので、石田衣良を
立て続けに読んだのですが
なかなか、良作に出会うのは難しい。。。
ドラマ「半沢直樹」が好きすぎて、
第2期が始まるまで原作には
手を触れないようにしよう。。。と、
池井戸作品は避けていたのですが
半沢シリーズ以外ならいいか、と
手を出した「下町ロケット」が
もーーーー、面白すぎて!!!
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下町ロケット (小学館文庫)
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こりゃ、流行るわ!
軽めの企業小説でもあり、
人間ドラマや、大人の青春ドラマ、
リアルでもあり、ファンタジーでもある
絶妙な読み応えのエンタメ小説!
めっちゃわくわくしたー。
ラストの(あ、さらりとネタバレですが)
打ち上げシーンとか号泣でした。
「半沢直樹」を観ていたときの
面白すぎて、CM入るたびに
ニヤニヤしちゃってた感じとか、
終わってから「よし、明日から
また仕事頑張ろう!!」って
カラッと心が晴れる感じとか、
あれはドラマチームの秀逸さが
為せる技とばかり思っていたけれど、
それだけじゃなく、そもそも
原作者が素晴らしかったんですねー!
読書の楽しさを思い知らされた作品。
ドラマ版も観ておけばよかった!!
と、池井戸潤に触発され
企業小説読もうかな、と思い
「ハゲタカ」で有名な真山仁を
読んでみたのですが、
あ、企業ってか、震災小説だった。
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そして、星の輝く夜がくる
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避難所生活のストレスとか、
原発職員の家族への差別とか、
ボランティアと地元住人の確執とか、
さらっと解決などし得ない問題を
さらっと解決してるあたり、
リアリティとはかけ離れていて
そこは読み手の好みが分かれそう。。。と
思ってしまう作品ですが、
自分は、ごちゃごちゃ頭で考える前に
まず手を動かしてみろや!
ダメだったらまた考えろや!
というタイプなもので
単純に、テンポが良くて
勧善懲悪で進んで爽快!な感じで
震災小説だけど湿っぽくない
読みやすさが良かったです。
三島由紀夫も相変わらず読んでます。
必ず好きな作品に出会えるのが凄い。。。
今月読んだ中では。。。
「幸福号出帆」が良かった。
明るくて、そろいもそろっておバカで、
愛おしい登場人物たち。
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幸福号出帆 (角川文庫)
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そして、「盗賊」
こちらもとても良かった。。。
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盗賊 (新潮文庫)
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最後の最後、ラスト一文で
ようやくタイトルの意味が分かる。
その意味が分かったときは鳥肌立った。。。
今年の4月以降、
いろいろ、三島を読んできましたが
「仮面の告白」「金閣寺」
「夜会服」に「沈める滝」、
そして今回読んだ「盗賊」といい
多額の借金背負った!とか
猟奇殺人鬼が大暴れ!とか
宇宙人が侵略してきた!とか
そういった、わかりやすい大事件
即物的な事件とでも言おうか、
そういったことはほぼ起こらず
小説内で実際に起こったことを
羅列してみたら、なんてことない
ありふれた日常のひとコマでしかない。
(金閣寺は燃えたが)
即物的な大事件が起こらずとも、
当たり前に起こる日々のことがらから、
内証的な、精神的な大事件
哲学的事件を、誰しもが起こしうる
自分について考えさせられる、
考え続けるということ自体が
自分にとっては十分に大事件たりうる
「盗賊」もまた、
今すぐにノートか何かに
書き留めておきたくなるような
たいせつな言葉にあふれた作品でした。



