読書記録~7月 | Alas estrellas ***30代選択子なし夫婦の徒然雑記

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産まない選択をしました*親友で恋人で一番の理解者である夫と、のらりくらり気ままに暮らす30代兼業主婦*本や映画のオススメなどをゆるーく語っています。

ALAです。

 

今月の読書記録。

7月は18冊でした。

 

1.「女神」三島由紀夫☆☆☆

2.「幸福号出帆」三島由紀夫☆☆☆☆

3.「ジョイバルー」ハーウィン・オラム☆☆

4.「1ポンドの悲しみ」石田衣良

5.「娼年」石田衣良☆☆

6.「逝年」石田衣良☆☆

7.「愛がいない部屋」石田衣良

8.「ホームシックシアター」春口裕子☆☆☆☆

9.「マッチ棒日記」ポール・フライシュマン☆☆☆☆

10.「季節はうつる、メリーゴーランドのように」

岡崎琢磨☆☆☆

11.「熱望」水生大海☆☆

12.「我が家の問題」奥田英明☆☆☆☆

13.「下町ロケット」池井戸潤☆☆☆☆☆

14.「つるかめ助産院」小川糸☆☆☆

15.「十号室」加藤元☆☆☆☆

16.「そして、星の輝く夜が来る」真山仁☆☆☆☆

17.「君の波が聞こえる」乾ルカ☆☆☆

18.「盗賊」三島由紀夫☆☆☆☆

 

 

先月読んだ「REVERSE」が

とても良かったので、石田衣良を

立て続けに読んだのですが

なかなか、良作に出会うのは難しい。。。

 

 

ドラマ「半沢直樹」が好きすぎて、

第2期が始まるまで原作には

手を触れないようにしよう。。。と、

池井戸作品は避けていたのですが

 

半沢シリーズ以外ならいいか、と

手を出した「下町ロケット」が

もーーーー、面白すぎて!!!

 

 

こりゃ、流行るわ!

 

軽めの企業小説でもあり、

人間ドラマや、大人の青春ドラマ、

リアルでもあり、ファンタジーでもある

絶妙な読み応えのエンタメ小説!

 

めっちゃわくわくしたー。

ラストの(あ、さらりとネタバレですが)

打ち上げシーンとか号泣でした。

 

「半沢直樹」を観ていたときの

面白すぎて、CM入るたびに

ニヤニヤしちゃってた感じとか、

 

終わってから「よし、明日から

また仕事頑張ろう!!」って

カラッと心が晴れる感じとか、

 

あれはドラマチームの秀逸さが

為せる技とばかり思っていたけれど、

それだけじゃなく、そもそも

原作者が素晴らしかったんですねー!

 

読書の楽しさを思い知らされた作品。

ドラマ版も観ておけばよかった!!

 

 

と、池井戸潤に触発され

企業小説読もうかな、と思い

「ハゲタカ」で有名な真山仁を

読んでみたのですが、

あ、企業ってか、震災小説だった。

 

 

避難所生活のストレスとか、

原発職員の家族への差別とか、

ボランティアと地元住人の確執とか、

 

さらっと解決などし得ない問題を

さらっと解決してるあたり、

リアリティとはかけ離れていて

そこは読み手の好みが分かれそう。。。と

思ってしまう作品ですが、

 

自分は、ごちゃごちゃ頭で考える前に

まず手を動かしてみろや!

ダメだったらまた考えろや!

というタイプなもので

 

単純に、テンポが良くて

勧善懲悪で進んで爽快!な感じで

震災小説だけど湿っぽくない

読みやすさが良かったです。

 

 

三島由紀夫も相変わらず読んでます。

必ず好きな作品に出会えるのが凄い。。。

 

今月読んだ中では。。。

「幸福号出帆」が良かった。

明るくて、そろいもそろっておバカで、

愛おしい登場人物たち。

 

 

そして、「盗賊」

こちらもとても良かった。。。

 

 

最後の最後、ラスト一文で

ようやくタイトルの意味が分かる。

その意味が分かったときは鳥肌立った。。。

 

 

今年の4月以降、

いろいろ、三島を読んできましたが

「仮面の告白」「金閣寺」

「夜会服」に「沈める滝」、

そして今回読んだ「盗賊」といい

 

多額の借金背負った!とか

猟奇殺人鬼が大暴れ!とか

宇宙人が侵略してきた!とか

 

そういった、わかりやすい大事件

即物的な事件とでも言おうか、

そういったことはほぼ起こらず

 

小説内で実際に起こったことを

羅列してみたら、なんてことない

ありふれた日常のひとコマでしかない。

(金閣寺は燃えたが)

 

 

即物的な大事件が起こらずとも、

当たり前に起こる日々のことがらから、

内証的な、精神的な大事件

哲学的事件を、誰しもが起こしうる

 

自分について考えさせられる、

考え続けるということ自体が

自分にとっては十分に大事件たりうる

 

 

「盗賊」もまた、

今すぐにノートか何かに

書き留めておきたくなるような

たいせつな言葉にあふれた作品でした。