ディズニーアニメーションの中で



頑張りたい時に観る私の3本は



『美女と野獣』



『ノートルダムの鐘』



そして



『ムーラン』。



久しぶりに観たくなって



『ムーラン』を観ていて、ふと



数年前に参列した友人の結婚式の



花嫁の手紙を思い出しました。





友人の家は厳しいと仲間内で有名で



友人は親御さんの言うことをよく聞く



所謂『優等生』でした。



何かやりたいことがあっても



親御さんに反対されたら



押し通したりせず諦めてきた友人。



そんな友人を私たちは少し心配していたのですが



友人を変える、出来事が起こりました。




小さい頃から抑圧されて育った友人は



表情が乏しくなってしまったそうなのですが



ある日をきっかけに



段々と表情に感情が表れるようになりました。




友人はある日、彼女のお祖母様に



映画に誘われたそうです。



足を悪くされてから外出を嫌っていたというお祖母様からの誘いに



友人は付き添い程度の気持ちで映画館について行ったそうです。



その時上映されていたのが



ディズニーアニメーション『ムーラン』



足の悪い父親の身代わりに、男装して軍に入り



自分らしさを発揮して国を救う女の子の物語。



友人はムーランの葛藤や、それでも自分らしく生きたいと頑張る姿に非常に心をうたれ



涙が止まらなかったそうです。



お祖母様はそんな友人に、ただ一言



「素敵ね」


とおっしゃったのだとか。




その話を友人から聞いた時



お祖母様は、自分を抑え表情の乏しくなってしまった友人を心配して



もっと自分らしく生きていいと伝えようとしてくださったのだ、と思いました。



友人は



「ムーランをお手本にする」


と、ずっと興味を持っていた乗馬をしたり



ボランティア活動にも積極的に参加。



そこで出逢った運命の人と



結婚しました。




友人の披露宴、花嫁の手紙では



ムーランの主題歌が流れ



車椅子のお祖母様の前に跪いて



感謝を述べていました。




「今の私がムーランのように生きていられるのは、おばあちゃんのおかげです。あの日、おばあちゃんが私に光をくれたから」




この一言は、数年経った今も



私の中に深く残っています。



先年他界されたお祖母様の棺には



この時の友人の手紙が納められたと聞き



話を聞きながら泣いてしまいました💦




人生には時として



道を示してくれる人がふいに現れます。



今も自分のやりたいことを



旦那様に支えられて頑張っている友人。



これからも友人が自分らしく生きていけるといいな、と思っています。