平成19年に施行された改正医療法を受け、医療計画の下、地域の中で保健福祉医療サービスが完結できるよう主要な4疾病5事業ごとに数値目標を設定し、適切な医療サービスが切れ目なく提供されることになりました。

4疾病とは「がん」「脳卒中」「急性心筋梗塞」「糖尿病」を指します。がん、脳卒中、心疾患は日本人の死因の1~3位で、疾病による死亡原因の約6 割を占めます。糖尿病は、合併症の要因となるうえ、脳卒中や心疾患などの危険因子ともなります。いずれについても、早期発見や予防・生活習慣の改善が重視されており、当グループも得に力を注いでおります。

5事業は、「救急医療」「災害医療」「へき地医療」「周産期医療」「小児救急を含む小児医療」を指します。近年、医師不足や救急医療の崩壊など、ほころびが生じている医療体制を強化し、安全で安心な生活を送るためのセーフティーネットワークを再構築するのが狙いです。

当グループでは、康生会武田病院、医仁会武田総合病院が特に高度急性期医療に特化しており、さらにグループ10病院をあげ、地域セーフティネットの充実に努力しています。