先日のプログラムにて、過去と比べて成長できたことを振り返る課題に取り組みました。
自己理解の不確かさ、想像性の低さ、自尊感情を支援する課題です。
「昔はこうだった」「でもこんなきっかけがあった」「今ではこうなれた」の３段階に分けて、付箋に書き張り出していきました(写真はイメージです)。
課題内容を説明した時点では「そんなの無いよ！」なんて声も飛んでいましが、ゆっくり考えてみると出てくるものです。
批判される機会ばかり多くなり漠然と自分自身にネガティブなイメージを持ちがちな子達には是非試してみてほしい課題です。
そして今回だけに限りませんが、「自分の頭で考える」「考えたことを整理しまとめる」「プリント等に出力する」を全て一人で行うとなると「わからない」と手が完全に止まってしまう子が少なくありません。
しかし「書き出すのは私が担当するから、考えたことを全部言ってみて」と声をかけてみると、スルスルと新しいアイデア・考えを出してくれます。
今回のプログラムのように「自分で整理しまとめる」ことを目的にしない場合にはこうしたフォローを入れることで、色々な考えを引き出せて自己理解が進む上・「できなかった」という体験を減らすことに繋がります。
働く上で、パソコン等の手先のスキルの重要性ももちろん否めません。
しかしより長く人生を考えた時、生きる上でのこうした自己理解の在り方等もそれ以上に大切にして支援していきます。