こんにちはヾ(@°▽°@)ノ

すーですラブラブ

遅くなりましたが、8月5日から15日に行われた

フェアトレードドリップパックプロジェクトのラオススタディツアーの報告をしますパンダ


メールマガジンのコラムで配信したものと同じなので、

もう読んだ方はごめんなさい><


突然ですが、みなさんはラオスという国を知っていますか?
名前と大体の場所は知っているけど、詳しくは良く分からない…?
私も少し前まではラオスという国についてほとんど何も知りませんでした。

そんな私が、この度、ドリップパックプロジェクトのスタディツアーでラオスに行ってきました。
(ドリップパックプロジェクトの詳細はhttp://ft-drippack-project.jimdo.com/ をご覧ください。)

●ラオスの概要
「ラオスは、北を中国、東をベトナム、南をカンボジア、西をタイ、北西をミャンマーに囲まれた内陸国である。
人口はわずか630万ほど。千葉県よりもやや多いくらいである。
山がちで、人口が集中できる平地がほとんどない。
首都はビエンチャン。全国は首都ビエンチャンを含むビエンチャン首都区以外に16県からなる。
国の西方を東南アジア最大の川、メコン河が流れる。」
(「ラオスを知るための60章」より)

山がちな地形のラオスですが、私たちが行った先も標高が高く、涼しいところでした。
さらに現在は雨季の真っただ中なので、ほぼ毎日雨が降っていました。

私たちは南部のボラウェン高原、チャンパサック県パクソン郡に滞在しました。
この地域はラオスの中でも特にコーヒーの生産地として有名です。
JCFCなどの生産者組合があり、日本のフェアトレード企業のオルタートレードジャパンなどが買いつけています。
一方で、仲買人による売買や、大企業によるプランテーションも行われています。

私たちは、現地の方々と信頼関係を構築している、
ドリップパックプロジェクト発案者の箕曲在弘さんやラオス人の通訳の方々のおかげで、
パクソン群のさまざまなコーヒー栽培関係者の方とお話することができました。

その中でも主な目的であったのが、村の組合員の方々の暮らしぶりや考え方を調査すること。
4つの村、各3世帯にインタビューを行いました。

●ラオスの人々にとってのフェアトレード
インタビューによって私が特に考えさせられたのが、FLO認証についてでした。

JCFC(組合)は、FLO認証を取得しようとしていました。
FLO認証を、自分達のコーヒーの品質を保証し、
より高い値段でより多くの国との取引を行うためのツールとしてとらえているのが印象的でした。
しかし、認証料がすべて援助でまかなわれているという現実も知りました。
なんらかの理由で援助がなくなったときには認証料が払えなくなるというリスクもはらんでいるのです。

村でのインタビューでは、FLO認証について知っている人もいれば知らない人もいました。
知っている人たちにとっても、認証はやはり高い値段で買ってもらうためのツールであり、
品質を高めるための目標としても捉えられていました。
目標があることが、コーヒー栽培にさらに誇りを持つことを助けているように感じました。

今まで私はFLO認証を消費者目線で見てきたことに気づかされました。
「認証があればフェアトレードが分かりやすく、広まりやすい。」
「フェアトレード商品であることが証明されるから安心して買える。」
このような点に認証の意義を見出していました。

しかし生産者の視点から見ると、認証は1つの選択肢であり、ツールであるのです。
認証をとることで高い品質が保証され、高い値段で売ることが可能になるだけでなく、
認証を目標としたり、コーヒー栽培に誇りを持つこともできるのです。

金銭的な豊かさだけでなく、精神的な豊かさについても考えることができました。
●援助と自立

私が組合員の方とお話した際に、とても印象深かったエピソードがあります。
その組合はとてもしっかりとした組織運営を行っており、自立している印象でした。
生活にも困窮している様子ではありませんでした。
しかしある組合員の方は、
「ラオスには貧しい人がたくさんいる。だからまた来て助けてほしい。」
とおっしゃっていました。
私は何と返して良いか分かりませんでした。
自立しているように見える村でも、外国人に頼る気持ちが大きいことに驚きました。

その村には援助関係者がたくさん出入りしているそうです。
援助しに来る人がいるということは、自分達は貧しいんだという概念が植え付けられていたのです。

援助はもちろん必要ですが、「貧しさの概念」を植え付けるという
弊害があることを身をもって感じました。


ラオスで本当にたくさんの人たちにお世話になり、
スタディツアーのメンバーは全員無事帰国しました。

私はのんびりとしたラオスの時間がときどき恋しくなります。
突然やってきた日本人を精一杯もてなしてくれたラオスの人たちにはとても感謝しています。

ラオスで経験したことはここでは語りきれません。
見てきたこと、感じたことをこれからどんどん発信していきたいと思います。
興味を持って頂けた方は、ドリプロのサイトに報告書をアップ致しますので、
ぜひご覧ください。
また、私たちが訪ねたラオスのフェアトレードコーヒーを使った
ドリップパックの販売を9月から開始致します。
最初は1000パックをメンバーが各自販売し、
その後三鷹国際交流フェスティバルやグローバスフェスタ、
学園祭やイベントで販売を行います。
そのパッケージからも、生産者情報のウェブサイトにアクセスすることができます。

長くなりましたが、最後まで読んで頂いた方、ありがとうございましたヒマワリ
ドリップパックプロジェクトHP:http://ft-drippack-project.jimdo.com/
ドリプロブログ:http://driproblog.blog51.fc2.com/
ドリプロTwitter:@DripPack_pro