5月14日
大好き
その文字を送った。
やっぱり合わない。一緒に生活して幸せな光景が浮かばない。理想の生活スタイルや環境が違いすぎる。このままやりとりを続けたところで、仲良くなったところで、先がない。
と、2日前に関係を終わらせようとした人が送る内容とは思えない。
2日前ならまだいい。寝て起きたら考えが180度変わることだって今までも何回もあった。
だからこそ、今日はそういう気分なだけで数日たてばまた気が変わって関係終わらそうとするんだから、安易に期待させるようなメッセージは送るべきじゃない。
いつもならそう思い留めて送らない。
でも今日はどうしても送りたくなった。
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他の人へのメッセージを書いていた。お互い気の向いた時に、長文で、色んなトピックについてああだこうだと書く仲間。
その中で、オーダー*の話について説明していた。
(*【補足】オーダー:とても便利で効果テキメンなので、みなさんも是非やってみてほしい。
欲しいもの、探しているものや場所·人でも、心の中で宇宙·エネルギー場にオーダーする。
注意する点は、固有のものではなく条件でオーダーすること。
タイミングがくれば、それが手に入る、見つかる、現れる。ただし、ピンときたら直感に従う必要がある。「ザ·シークレット」という本に書かれているようなこと。)
そのとき、私が直近の過去にオーダーした人がふと頭に浮かんだ。そう、それが冒頭の文字を送った相手なのです。
思い浮かんだら急に大好きだなぁという気持ちが湧いてきた。他の人への文章を書いている途中なのに、その人とのLINEトークを開いた。
わたしが数時間前に送ったメッセージが未読のまま。たわいもない返答メール、OKとか了解とかそんな感じだったと思う。
普段ならガッカリしそうだけど今日は気にならない。よし、未読のまま連投ちゃえ。
そう思った瞬間、既読がついた。
「···!」
ここですぐメッセージを送ったら、わたしがずっと画面開いて既読待機してたと思われない?そう思われたらヤバいやつ、怖いやつだと思われない?
「今開いたところ!偶然!以心伝心!」こんなメッセージを送ろうか?
でもそれで相手から返事がきてメッセージのラリー続いたら困るしなぁ。。。
誤解を避けるために今日はメッセージ送らないという選択肢もあった。
でもこんな偶然があったから余計に言いたくなった。
そして送った。
誤解されてもいいや。怖がれてもいいや。駆け引きは好きじゃない。
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「好き」を伝えることの何が怖いのだろう?
1. すぐ気持ちが変わるから
2. 執着·依存かもしれない
1. すぐ気持ちが変わるから
気持ちは変わる、コロコロと。人間だから当たり前のことだけど。
でもわたしの場合は一般的な人より波が激しい。1日で変わるんだから。そしてまた変わる、の連続。
相手の気持ちが変わったら傷つく。自分が傷つく分、同じことで相手を傷つけたくない。
本当に好きなのか、好きな気持ちが続くのかわからない。
わからないから不安。変わってしまうかもしれない自分が。
だから期待させるようなことは言いたくない。
ー 期待させなくて済むネガティブなことは伝えるのに?
ー 『好きじゃない』や『好きかどうかわからない』は伝えるのに?
それはフェアじゃない。ネガティブなことを伝えるならポジティブなことも伝えるべき。
わたしの中の平等主義がそう主張した。
だから伝えてみた。
変わってもいいんだよ、人間なんだから。
変わる自分を許す、認める、受け入れる。
それは悪いことでも悲しいことでもない。ただの変化。
この宇宙に、変化しないものはないんだから。
2. 執着·依存かもしれない
執着·依存かもしれないし、本当に好きなのかもしれない。
わからない。
わからないんだよね?
だったらやりきってみたらいい。行き着いた先、結果にたどり着いたときに判断すればいい。この気持ちは依存だったんだ、執着だったんだと。
だから、今抱いてる感情や思考を俯瞰して感じる、その感覚に集中する。そして、記憶の片隅に残しておく。
いつか、この道の先にあるものが望まないものだとわかったとき、そのときにわかればいい。
そしたら、次からは同じような感情や感覚が出てきた時に同じ道を選ばないようにできる。
より幸せになる選択をできるようになる。
だから、わかるまでやりきってみよう。
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【あとがき】
愛着障害の人は、生育環境の中で親の気分にムラがあり、親の気分によって可愛がられたり冷たくされたのではないだろうか。
人間だから気分にムラがあるのは当たり前。子育てしたらわかるけど、母は母で精一杯。悪気があるわけではない。
ただ子どもにとって、閉ざされた家庭環境の中で依存できる大人が母親と父親、もしくは片方しかいなかった場合、この影響力は大きい。
だからメンヘラの人は、世間に素敵な人がいっぱいいても他に目がいかず目の前の相手(恋人)に執着する。父親なのか母親なのか、閉ざされた人間関係の中で相手がどうであれ目の前の人を求めるしかなかったからかもしれない。