DIO「Stand Up and Shout」
2006年のF1中継のスターティンググリッド紹介の際に流れた曲です。

舞台となるのはラスベガス・ストリップサーキット。壁で囲まれた市街地コース。
長い直線が特徴的なコースレイアウトです。
追い抜きを促進するDRSゾーンは2箇所。決勝ではDETECTIONポイントに先行車から1秒以内につけていると、DRSを使用して最高速を劇的に伸ばす事が出来ます。

今週末は特殊なスケジュールで、木曜、金曜、土曜開催のナイトレース。現地は深夜ですが、日本時間では、金曜、土曜、日曜の昼間という見易い時間になっています。

使用タイヤは
C3ハードタイヤ
C4ミディアムタイヤ
C5ソフトタイヤ
市街地仕様の最も軟かいタイヤの組み合わせです。決勝では、2種類以上のタイヤ使用が義務付けられています。


決勝の結果です。

優勝 マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1時間29分8.289秒
2位 シャルル・ルクレール(フェラーリ) +2.070秒
3位 セルジオ・ペレス(レッドブル) +2.241秒

4位 エステバン・オコン(アルピーヌ・ルノー) +18.665秒
5位 ランス・ストロール(アストンマーティン・メルセデス) +20.067秒
6位 カルロス・サインツ(フェラーリ) +20.834秒
7位 ルイス・ハミルトン(メルセデス) +21.755秒
8位 ジョージ・ラッセル(メルセデス) +23.091秒
9位 フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・メルセデス) +25.964秒
10位 オスカー・ピアストリ(マクラーレン・メルセデス) +29.496秒

11位 ピエール・ガスリー(アルピーヌ・ルノー) +34.270秒
12位 アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ・メルセデス) +43.398秒
13位 ケビン・マグヌッセン(ハース・フェラーリ) +44.825秒
14位 ダニエル・リカルド(アルファタウリ・レッドブル) +48.525秒
15位 周冠宇(アルファロメオ・フェラーリ) +50.162秒
16位 ローガン・サージェント(ウィリアムズ・メルセデス) +50.882秒
17位 バルテリ・ボッタス(アルファロメオ・フェラーリ) +85.350秒
18位 角田裕毅(アルファタウリ・レッドブル) DNF
19位 ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース・フェラーリ) 
 DNF


フェルスタッペンは、スタート直後、ルクレールを押し出したとして、5秒ペナルティを科せられましたが、コース上の走りで取り返し、最後はルクレールを抜いてトップチェッカー。ベッテルと並ぶ歴代3位タイの通算53勝目を挙げました。
フェルスタッペンに抜かれたルクレールは、ペレスにも抜かれ3位に落ちていましたが、最終周の14コーナーでインを突き、鋭いブレーキングで2位を奪還しました。
ペレスはイタリアGP以来の表彰台。今年度のドライバーズランキング2位を確定させました。これで来季のシートも安泰?

先行するウィリアムズと7pt差でコンストラクターズ7位を争うアルファタウリでしたが、フリー走行から大苦戦。角田裕毅選手は、予選で最下位に沈みました。リカルドはマクラーレン勢の失速もあり、辛うじてQ2に進出。予選は15位でした。
決勝では、先行車の混乱を突き、ソフトタイヤの角田選手がスタートで大きくジャンプアップ。12位まで順位を上げました。
一時は10位まで順位を上げましたが、ペースが苦しくなり、次々と抜かれていく苦しい展開。ミディアムに変えてもハードに変えても終始ペースは上がらず。
ボッタスを抜いて最下位からは脱したものの、レース終盤にマシントラブルでリタイア。規定周回数をこなしていたので、18位完走扱いとなりました。