GARNET CROW「夏の幻」(2000年)

音譜音譜音譜音譜音譜音譜

部屋の窓の向こうに
飛行機雲をなぞって
今日ケンカした君の事ばかり
考えてた

些細な事で戸惑って
不安定で無防備な
あの頃のように
すぐに電話して
笑い合えたらいいのにね

近づいて来る
至福の時は
痛みを伴いながら足音をたてる
考えすぎて深みにハマる
君の傍にいるのに

夏の幻
瞳閉じて
一番最初に君を思い出すよ
いつか終わる儚い生命(ゆめ)に
ただこみあげる気持ち抱いた

世界は広く
知らない事溢れてて
自分さえ見失いそう
だけど君と生きてゆきたいから
とまどいながらでもいい
つないだ手を離さないでね

強いオフショア
波を待ってた
中途半端に離れて
流されてゆくよ
進化してゆく時代の中で
同じものを求めて

夏の幻
想うだけで胸が熱くなれた奇跡の途中
願うだけじゃ届かぬくらい
こぼれ落ちそうな気持ち抱いた

どうして二人
近づく程
遠く感じて不安になるんだろう
キョリを超えた欲望があふれて
一人部屋のなかで
君の温もり想う

どんな日にも
瞳閉じて
一番最初に君を思い出すよ
いつか終わる儚い生命に
ただこみあげる気持ち抱いた

忘れないから…消えゆく命(まぼろし)に
君と並んでいたね
夏の終わり陽射しがゆれてる
海の底のような手のひらの中の街並
I like a dream. I'm calling out of you

音譜音譜音譜音譜音譜音譜

作詞はAZUKI七さん。

名探偵コナンのエンディング曲です。

些細な事で戸惑って
不安定で無防備な
あの頃のように
すぐに電話して
笑い合えたらいいのにね
意識すればするほど、素直になれなくなる。
何にも考えず、思いついた時に電話して、笑い合う。
そんな単純な事さえ難しくしてしまう。
好きが深くなればなるほど、二人を繋ぐ糸は絡み合い、こんがらがっていく。

夏の幻
瞳閉じて
一番最初に君を思い出すよ
いつか終わる儚い生命(ゆめ)に
ただこみあげる気持ち抱いた
こんがらがっても、二人は確かに繋がっている。
どんなに深く思っていても、永遠には続かない。
人の営みの短さに儚さを覚えながらも、だからこそ、この気持ちを大事にしていかなきゃ、と改めて感じる。

強いオフショア
波を待ってた
中途半端に離れて
流されてゆくよ
進化してゆく時代の中で
同じものを求めて
岸から海へ向かって風が吹く。
時の流れは思ったよりも早い。
波に乗って時代の海へと流れてゆく。
追い風に乗って、時代に置いていかれぬように。

どうして二人
近づく程
遠く感じて不安になるんだろう
キョリを超えた欲望があふれて
一人部屋のなかで
君の温もり想う
素直になればいいだけなのに、思いの深さに反比例するかのように、事態は複雑になっていく。
一人でいるこの時間。
君がなんでいないのだろう、と一人落ち込む。
君がいないと寂しい。

もし、君がいなくなったら…
そう思えば、きっと何もかも許せる。