もう、こんげな言い方しよらんかもしれん。

うなぎぽっぽ。竹筒でできたウナギを捕まえる装置。

竹筒に、ジャバラ?のような、一回入ったら出れん仕掛けの竹細工を竹筒の入り口にはめる。

竹筒ん中にミミズを入れて、ジャバラんようなのを筒の入り口にはめる

それを、川の瀬(深いところじゃない)に、動かんように石で沈めて、一晩待つ。

朝行くと、ポッポん中にウナギが入っちょる。

ウナギは蒲焼。なぜか物心ついた時から、ウナギは蒲焼しか食ったこつがない。

そん時ウナギが、貴重でも何でんなかったから、正直蒲焼は好きじゃねかった。

天然ウナギは、身が薄くてカチカチして。今思うと、なんと贅沢な。

じゃかい、今のウナギが喰えん。あんなフカフカな身は、ウナギとは思えんから。

大人んなって宮崎んいんだ時、おかあさんが天然うなぎを冷凍しちょって、

それを蒲焼にしてくれた時、やっぱカチカチで、そこまで旨えもんでんなかったから、何か安心した。