種牡馬を引退したばかりのキングカメハメハ、亡くなったようです。
現役時代は京成杯3着以外は全勝。
通常のローテーションで行けば皐月賞もダービーも無敗で制したかもしれません。脚元が無事なら3冠もあった馬でした。
種牡馬としても超一流。牝馬三冠馬、牡馬二冠馬、無敵の短距離馬、息の長いダート一流馬、あらゆるジャンルでトップホースを排出。
ロードカナロアという後継種牡馬も出し、系統はしばらく安泰かと。
しかし、自身は今年種牡馬を引退したばかりなのに体調が優れず、まさかの早世。
もっとのんびりしてもらいたかったですね
朝から晩まで種付け三昧、ヘトヘトになってようやく引退したと思ったらすぐ死亡。彼は幸せだったのかわかりません。
人間の都合で「生産」されるサラブレッド。
子孫を残せるのは一握りの馬たち。
生まれてからトレーニングを強いられ、大レースを勝ち種牡馬入り。今度はひたすら種付けマシーンの毎日。
全て人間のエゴですが、頑張って稼いでくれた馬には幸せな余生があって然るべきと思うのです。
先日のディープインパクトと共に生産界は大きな柱を失いました。ヘイルトゥリーズン系に偏る日本の生産界を変えるべく、新しい種牡馬の導入が進んでいます。キングカメハメハとディープインパクトが日本のサラブレッド生産にもたらした功績はいつまでも称えられることでしょう。それだけに、彼らにはゆっくりと余生を過ごして欲しかった
お疲れ様でした。
キングカメハメハが向こうで安らかに過ごしていることを祈ります。
