近年は日本馬が強く、海外の有力馬はあまり来なくなってしまいました。馬場の違い等言われていますが、JRAはもっと努力して連れてきてくださいよ~
ジャパンカップといえば、いまだに最初に思い出すのはこのレース。

勝ったのはニュージーランドからやってきたホーリックスという牝馬でした。
懸命に追い詰めるも僅かに届かなかったのが、名馬オグリキャップ。
オグリキャップについて語るのは今更ですが、この年のジャパンカップは馬券よりも彼の身体の心配をしながらレースを見ていましたよ。
抜け出したホーリックスに外から襲いかかる芦毛の怪物を確認した時、マジで泣けてきました
サラブレッドは人間の思惑など無関係にレースを走ります。疲れたとか気分乗らないとか聞いてくれません。どこまでも走り続ける生き物。ただただ走る。
しかしこの時のジャパンカップは、レースを見た人が皆思ったのではないですかね。
「オグリキャップはサラブレッドじゃねえ、別の生き物だ」
キツいローテーションでも、どんなレース展開でも必ず追い込み、上位に突っ込んでくるのです。この年のレースぶりは強欲馬主の仕打ちに反発するかのような、ド根性、反骨精神、大和魂といった言葉が浮かぶほど鬼気迫るものがありました。
ジャパンカップの1カ月後の有馬記念で、彼がやはりサラブレッドなのだとわかることになるのですが…。
1989年のジャパンカップは、勝ったホーリックスの牝馬離れした強さとオサリバン騎手の豪快なムチ使いが強く印象に残りました。
懸命に追い詰めるも惜敗してしまったオグリキャップ、負けたけど…届かなかったけど、全力で走り続けた彼の姿に自分のうまくいかない姿を重ねた人がたくさんいました。オグリキャップブームとはそういったものだったと思います。
今年のジャパンカップもまた名勝負が生まれることを期待してます