平成初期に3強と言われたオグリキャップ、スーパークリーク、イナリワン。最後まで生き残っていたイナリワンが亡くなりました。
オグリキャップの1歳年上ながら中央入りはオグリキャップより1年遅く、大井の大レースを勝ち鳴り物入りでやってきたイナリワン。オープン特別や阪神大賞典は大敗して芝は不向き?と思わせながら、武豊騎手に乗り代わった天皇賞春で勝利。宝塚記念も連勝。いきなりG1を2つ勝って大物ぶりを発揮しました。
秋シーズン初戦は毎日王冠。オグリキャップとの壮絶な叩き合いは忘れられません。
秋天6着、JC11着とムラのあるところを見せた後の有馬記念。逃げたオグリキャップが直線半ばで沈むのを交わして先頭に立ったスーパークリークを、外から豪快に交わしての勝利。
武豊騎手が「交わしたオグリキャップが差し返して来たのかと思った」とコメントしたのは有名な話ですが、イナリワンのハマった時の破壊力は凄かった。
3強は種牡馬としてはパッとせず、オグリもクリークもまともなオープン馬は出せなかったのですが、イナリワンは日経賞で超大穴の片棒を担いだシグナスヒーローなどを出し、忘れた頃にやってくる現役時代の存在感を出してました。
32歳というサラブレッドとしてはかなり高齢まで生きたイナリワン。
競馬が今よりずっと盛り上がっていた頃の個性的な馬として、記憶から消えることはないでしょう。どうか安らかに。