もう結構前の作品ですが、最近実写映画化もあり、まだまだ人気のようですね。
実在した人物たちも作者のイメージで活き活きと描かれており、連載終了から時間を経過しても面白い作品の一つです。
個人的に気に入っているのが斎藤一。平成以降の彼のイメージはこの作品によって決まったと言ってもいいのではないでしょうか。
歴史を作ってきたのは勝者ばかりではない。敗者が存在するからこそ、結果が生まれている。
そんな声を体現しながら、ぶれず妥協せず孤高の存在として輝き続ける…少年漫画として異例なキャラながら高い人気を誇るのは、そんな理由からではないかと思います。
敵に「どこまで信念を貫けるか」と問われ、
「無論、死ぬまで」
と言い切れる彼の生き方には、男として心底痺れます。