ちょっと前の話ですが。
父が亡くなりまして、葬式をしたのです。
その時、私が勤める会社の社長が通夜に来られました。
会社と個人名を併記した香典を頂戴しました。
お忙しい中、不要な社員の親族の通夜ごときに来られるとは、まったくもって恐れ多いことでございます。
後日、出社した私に経理部から「領収書」を提出するように連絡がありました。
会社としての香典はなかったような…えーと、誰が持参してくれたんですかい？
→社長がもって行ってます。
ははあ、そうですか。で、金額は幾らで書きましょか？
→５万円です。
…家に帰り香典の帳面を見ましたが、確かに５万円ですね。社長名で。
以前から、この社長と呼ばれる男は「セコい」人間だと思われる行動が目立ちました。
しかし今回の件、世間一般であり得る話なのでしょうか。会社のものはオレのもの、社員のものもオレのものというジャイアニズムだとしても、私は呆れを通り越して寒気と悪寒を覚えました。この会社の社員でいることが心底恥ずかしくなりました。
翌日、就職情報誌を購入したことは言うまでもありません。