子どもの自主性
子どもへの質問; 「1年後にどうなっていたい?」
子どもの回答 ; 「ボールをもっと上手に捕りたい」
子どもへの質問; 「では、今の自分は?」
子どもの回答 ; 「ボールを怖がっている」
子どもへの質問; 「1年後になっていたいようになるには、どうすればいい?」
子どもの回答 ; 「コーチの言うことをよく聞いて練習する。ボールをよく見る。」
私がコーチをしている少年野球の子ども達に、
①「来年」こうなっていたいことって何?
②「今」の自分はどう?
③今の自分を、来年の自分になるために、「今」やるべきことは?
という質問票を渡し、書いてもらいました。
「もっと気合いを入れろ!」
「なんで、言っていることをやらないのか!」
「ボールを避けるな!」
「バカヤロー!」
こんな指導をしてもダメです。
子どもが今、何を思い、何を感じ、何を求めているか?
それを自分で考え、自分で答えを見つけ、自分で「こうしたい」と思う。
指導者の仕事って、子どもをこのように「導く」こと。
ただそれだけなのではないでしょうか。
子どもの自主性。
親やコーチなどの大人からの「一方通行」ではなく、
子どもからの発信、子どもの意思、子どもの意向。
これを、うまく引き出すこと。
引き出したら、それを実行するように導くこと。
導く過程で、1対多数ではなく、1対1で会話すること。
子どもって、すっごくいろいろと考えています。
でも、表現力が大人に比して乏しいだけ。
あるいは、大人(コーチや親)が怖くて、表現できないだけ。
まずは、子どもに表現させることが、
子育てや、子どもへのコーチで
一番必要なことじゃないでしょうか。
エンジョイPapa