金曜日
久しぶりの抜けるような晴れの空
(自写)
高校野球が始まったと思ったらWBC？だった？
テレビをつけると、
白球を追う高校球児たちの姿が映し出される。
あぁ、今年もこの季節がやってきたのか
としみじみ思う。
甲子園の歓声、熱気、そして青春のドラマ。
昔はワクワクしながら観戦していたものだ。
しかし、最近はどうも様子が違う。
野球は好きだが、
若い頃ほどの熱意はどこへやら。
テレビの前に陣取るものの、
気づけばお茶をすすりながら
「あの応援歌、昔と同じだなぁ」などと
妙に冷静な視点で見ている。
試合が白熱しているというのに、
ふと台所の片付けを始めてしまう始末。
これが年の功というやつか、
それとも単なる飽き性なのか。
そして、
さらに面白いのが音声だけを聞いていると、
高校野球なのかWBCなのかすら分からなくなることだ
テレビのリモコンを探すのが面倒で、
ラジオ感覚で試合を聞いていたら、
いつの間にか世界レベルの野球に切り替わっていた。
選手の名前を聞いて
「あれ？こんな高校生いたっけ？」
と疑問に思いながら、やっと気づく
どうやら私の中で野球の区別が曖昧になっているらしい。
それでも、やっぱり高校野球には特別な魅力がある。
一球ごとにかける想い、
全力で駆け抜ける姿、
涙と笑顔が交差する瞬間。
どんなに興味が薄れても、
ふとした場面で心を揺さぶられる。
気づけば、つい「がんばれー！」
と声を上げてしまう
やはり高校野球はいいものだ。
今年はどんなドラマが生まれるのか。
全試合をじっくり観る気力はないが、
何気なくつけたテレビの中に、
また心を打たれるシーンがあるのだろう。
そんなちょっとした楽しみを胸に、
この夏も高校球児たちを見守りたいと思う。
それにしても、
リモコンはどこへ行ったのだろうか……
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