NHKスペシャルにて放映。一部を抜粋。
今や人類最大の敵とも言われるアルツハイマー病。
なんと発症の25年も前、40代半ばから脳の変化が始まっているそう!他人事ではない!?
番組のサイト
番組のより詳しい内容
世界的な患者の急増は治療の為の費用はもちろん家族の時間の負担も大きく、国の経済の破綻を招く?とまで言われている。現在薬や予防方法など対策の為の研究が急ピッチで進んでいる。そのうちの幾つかを番組では紹介。
1. DIAN研究
アメリカ・セントルイスにあるワシントン大学で6年前より始まった研究。ジョン・モリス教授をはじめとする150人程の研究者が集結。
家族性アルツハイマー病(遺伝によりある年齢になるとアルツハイマー病を発生することが多い家族)の孫の代の男性にに協力を依頼。脳を調べた結果、なんと脳は発病の25年も前から変化を始めていることがわかった。
具体的には、脳にまず「アミロイドβ」という物質が発生。これが神経細胞シナプスを傷つけ認知症を発症する。
次の段階として「タウ」というたんぱく質が、「アミロイドβ」がシナプスを傷つけた後に脳の神経細胞に集まり、それを死滅させることも判明。
「タウ」は脳の中の記憶の中枢と言われる「海馬」から集まり始める為、これも認知症の発症につながる。
2. 国立長寿医療研究センター・自立支援システム開発室の研究
「MCZ(軽度認知症)」と呼ばれる認知症の発症前の人たちに対して、島田裕之室長を中心に海馬の委縮をくいとめる予防運動プログラムを展開。
具体的には
(1) 簡単な暗算をしながらの散歩
(2) 踏み台昇降をしながら、2つ前まで戻ってのしりとり。
「いるか」「かめ」「めだか」→「かめ」「めだか」「からす」→「めだか」「からす」「すずめ」
が今回紹介されていた。
運動で筋肉を刺激すると血中の成長ホルモンが海馬で「BDNF」という物質をより多く分泌する。この「BDNF」は新たな鍼形細胞を生み出すように働きかけるため、海馬に負荷がかかり新しく神経細胞同士のつながりが活性化され、再生されるのでは?といわれている。
これにより「タウ」により神経細胞が死滅しても再生し海馬の委縮を防げるのではと言われている。
3. 「アミロイドβ」はよりよい睡眠によって排出される。
前出のワシントン大学でディビット・ホルツマン教授が研究。
認知症の最初の原因物質とされる「アミロイドβ」。起きている間に作られ、眠っている間に脳を包む液体である髄液と一緒に脳の外に排出されることが分かってきた。
その際、睡眠の質が良い(横になっている間、あまり寝がえりなどうたない)人ほどきちんと排出されている。日々の睡眠を少し改善、具体的には充分で適切にすることで長い年月の間には大きな違いが。
この他新薬の開発の話もあったけれど、未だ完成はしていない。結果今の時点での一番の予防法は「運動」なのだということに。
実際1年間運動プログラムに参加し、記憶力を改善した人の話も。これから団塊世代が認知症を発症する時期に入る日本。自分も含めて予防、大事だと思いました。
早速、踏み台昇降やってみたけれど、たったの5分でハーハーゼーゼー。。。これから頑張ります。
今や人類最大の敵とも言われるアルツハイマー病。
なんと発症の25年も前、40代半ばから脳の変化が始まっているそう!他人事ではない!?
番組のサイト
番組のより詳しい内容
世界的な患者の急増は治療の為の費用はもちろん家族の時間の負担も大きく、国の経済の破綻を招く?とまで言われている。現在薬や予防方法など対策の為の研究が急ピッチで進んでいる。そのうちの幾つかを番組では紹介。
1. DIAN研究
アメリカ・セントルイスにあるワシントン大学で6年前より始まった研究。ジョン・モリス教授をはじめとする150人程の研究者が集結。
家族性アルツハイマー病(遺伝によりある年齢になるとアルツハイマー病を発生することが多い家族)の孫の代の男性にに協力を依頼。脳を調べた結果、なんと脳は発病の25年も前から変化を始めていることがわかった。
具体的には、脳にまず「アミロイドβ」という物質が発生。これが神経細胞シナプスを傷つけ認知症を発症する。
次の段階として「タウ」というたんぱく質が、「アミロイドβ」がシナプスを傷つけた後に脳の神経細胞に集まり、それを死滅させることも判明。
「タウ」は脳の中の記憶の中枢と言われる「海馬」から集まり始める為、これも認知症の発症につながる。
2. 国立長寿医療研究センター・自立支援システム開発室の研究
「MCZ(軽度認知症)」と呼ばれる認知症の発症前の人たちに対して、島田裕之室長を中心に海馬の委縮をくいとめる予防運動プログラムを展開。
具体的には
(1) 簡単な暗算をしながらの散歩
(2) 踏み台昇降をしながら、2つ前まで戻ってのしりとり。
「いるか」「かめ」「めだか」→「かめ」「めだか」「からす」→「めだか」「からす」「すずめ」
が今回紹介されていた。
運動で筋肉を刺激すると血中の成長ホルモンが海馬で「BDNF」という物質をより多く分泌する。この「BDNF」は新たな鍼形細胞を生み出すように働きかけるため、海馬に負荷がかかり新しく神経細胞同士のつながりが活性化され、再生されるのでは?といわれている。
これにより「タウ」により神経細胞が死滅しても再生し海馬の委縮を防げるのではと言われている。
3. 「アミロイドβ」はよりよい睡眠によって排出される。
前出のワシントン大学でディビット・ホルツマン教授が研究。
認知症の最初の原因物質とされる「アミロイドβ」。起きている間に作られ、眠っている間に脳を包む液体である髄液と一緒に脳の外に排出されることが分かってきた。
その際、睡眠の質が良い(横になっている間、あまり寝がえりなどうたない)人ほどきちんと排出されている。日々の睡眠を少し改善、具体的には充分で適切にすることで長い年月の間には大きな違いが。
この他新薬の開発の話もあったけれど、未だ完成はしていない。結果今の時点での一番の予防法は「運動」なのだということに。
実際1年間運動プログラムに参加し、記憶力を改善した人の話も。これから団塊世代が認知症を発症する時期に入る日本。自分も含めて予防、大事だと思いました。
早速、踏み台昇降やってみたけれど、たったの5分でハーハーゼーゼー。。。これから頑張ります。