俺の言い訳ジョギングは正解だったか。 | オレブログ

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さあ、
俺の話しを聞いてくれ。

  あー・・・まあね、薄々知ってたよ・・・。

なにげなくのぞいたランニングアプリ。

月日は残酷、知らぬふりしても過ぎていくもの。

 

そりゃあ俺だって「ランニングそこそこ好きなおじさん」の端くれ、自分でエントリーしたレースを忘れるわけもない。

 

もちろん詭弁だ、「薄々」なわけがない。薄いのは頭髪だけってね、はいはい。

 

当然危機感はある。どうせ走るならベストを尽くしたいだろ。

ただなんていうか、現実から逃げたかったのか、頭の片隅うっすらとしか意識してこなかった。

 

ていうのも、この夏ほとんど遊び半分のジョグしかしていない。

 

いや、そうではない、正直遊び半分の強度でしか走れなかったんだ。

ならいっそジョグで良い、無理するな、僅かなプライドが引っ掛かりつつもこれが正解なんだと納得していた。

 

 

そしてカウントダウンは進み56日となった今日、前日の会社飲みにて暴飲暴食で育てた重い身体を引きずってロードに出た。

 

 

ボェェェ…

気持ちわりぃ~…

 

帰りに調子に乗って食った豚骨ラーメンだろうな、一晩寝てるのに微妙な胸焼けがひかない。

2kmくらいで歩き出した。

 

最近はこうだ。

少しきつくなったら歩き出す。「無理してはいけない」なんておべんちゃらを盾にして。

当面の目標がある、それは今の俺レベルでは到底無理。

だから多少の無理をしないとそこに行きつけないのはわかっているはず。

 

全般、自身に甘く継続が出来ない俺でもちょっと前まで走る事では自分を律せただろう。

俺はこのまま根性ナシに戻っちまうのか?

 

なんて、その時思ったかどうだか、この時期になってもジョグばかりじゃやばい、とにかくちょっと頑張ろうって一旦戻り週末限定いつものコースに車を走らせた。

 

 

20kmのペース走やってみよう。

 

運転しながら独り言ちる。

早朝の走りやすい時間わざわざ帰宅し車を出してまで出向くコース。環境を変えてリセットしたかったんだな。

 

(ペースは、そうだな6分、うーん…。いや、6分10、いや…。)

どんどん設定ペースは落ちていき目的地に着く。

 

まあいいや、気持ちいいところまで走っちまうか!

だいたいそんなの俺に向いてない、遊びで計画なんて野暮だろ?

 

まとまらず決められず自信の無さから考えるのをやめただけだ。

 

 

入りは6分弱(ちょっと飛ばし過ぎか?持たねーぞ)

 

2km 5分50(ああ、こなれてきた感ある、いけるか?)

 

5km 5分40(…こりゃあ、20kmなんてもたねーわ)

 

ここで20kmペース走はあきらめた。だってペース守れないんだもの。

じゃあせめて10kmを頑張ってみよう、最低60分は切ろう。

 

俺の左わきを颯爽と駆け抜ける若いランナー。

明らかに4分前半軽快な走り。輝く肢体、繰り出すストライドに見惚れる。

俺が到達することは無いであろうその場所は、彼の見てる空は俺と同じ色なのか。

 

7km 5分15(やばい、つられた飛ばし過ぎだ、落とせ!)

8km 5分40(杞憂、まあ何もしなくても落ちるわな)

 

 

最後だけは何も考えず気張ってみた。

このタイムが出せたのは自分でも正直驚いてる。

故障も癒え、今の全力が出せたのはうれしかった。

 

この夏のジョグが正解なのかはまだわからない。

53日後、とりあえずの答えは出る。

だが目標はその先、それまで後悔しないように過ごすまでだ。