俺と「週刊プレイボーイ」 その2 | オレブログ

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さあ、
俺の話しを聞いてくれ。

その1のつづきだ。

 

 

スポーツ報知でオッズを確認していると「馬券買いに行くんだって?」と社長。

小さな会社なので色々と距離が近い。

俺の馬券予想を伝えると「俺にもそれ買ってきてくれよ」と6万円手渡してきた。

マジか…。折り返しで3万円づつ。当たれば約30万だ!

 

「いや…俺のは素人予想なんで根拠も薄いですし、ぜひ自分の推し馬で」

自信の一点の根拠は男子が大好きなあれやこれがある雑誌「週刊プレイボーイ」なんです。とはとても言えない。

 

 

この社長元ヤ〇ザである。

詳しくは聞いていないが中国地方のある組でソコソコの人だったらしい。

ここは京都に近い某所だが、地元でもないこの地で愛人に店をさせているとの事。

現役じゃないかとの噂もある。これ以上はぜひ割愛させて頂きたい。

 

「まっ頼むわ」    頼まれたわー。くぅぅー胃が痛てぇぇ…。

 

もちろん断ることはできないので買いに行った。

 

レースも純粋に楽しみたかったので開催される京都競馬場に行ってきた。

目的のレースは15時すぎだ。少額で他のレースを楽しんで時間を潰した。

2、3レース遊んでいると、目的のレースに出走する馬を披露するパドックの時刻になった。

 

パドックなんて普段は見ないのだが今日は凝視だ。ただ見てもやっぱりわからん。

ニワカ仕込みの「競馬すごく詳しい人」に相馬眼などあるわけがない。

とりあえず買おう。マークシートを塗りつぶす。間違いがないか何回もチェックした。

 

発走時刻だ。ちょっと前に本馬場に向かったが、人が多すぎてコースの様子が一部見えない。

レースのほとんどをコースの真ん中に設置されているオーロラビジョンで観戦することになる。

モニター越しとはいえ、家でTV観戦してるのとは臨場感が違う。

 

ファンファーレが鳴り、馬がゲートに入っていく。

発走だ!スタートは大丈夫だった。

二頭ともマジ頼む。普段、信仰心の欠片もないくせに神様ーお願いしますぅぅを心の中で連呼。

こんなに競馬でドキドキするのもいつ以来だろうか。ヤバい。あの頃を思い出して書きながらドキドキしてきた。

 

最終コーナーを回って直線に入る。30万、30万、30まあああんー!伸びてきたぁぁー。 

二頭の叩き合いだ。キタァァァーーーーーー!。

 

完全的中

鼻差でアドマイヤグルーヴがスティルインラブを下した。

 

帰って払戻金を社長に渡すとその中から祝儀を頂いた。

実は、俺の6000円は違う馬券で溶けていた。土壇場で違う馬券買って外すんだから博才はないだろうな。

でも祝儀のおかげで結局プラスになることに。

 

俺は月曜日に「競馬すごく詳しい人」から「競馬マイスター」に格上げとなった。

 

 

ありがとう!男子が大好きなあれやこれがある雑誌「週刊プレイボーイ」。