俺と「週刊プレイボーイ」 その1 | オレブログ

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さあ、
俺の話しを聞いてくれ。

競馬、競艇、競輪、オート、パチンコ、パチスロ。

世のオジサンたちは大好物だ。一部例外の非国民な方々もいらっしゃるが。

今でこそほとんど縁がないが、俺も以前は例外ではなかった。

 

 

当時はパチスロで言えば4.5号機全盛でホールは鉄火場。

競馬は「ミラクルおじさん」がヒシミラクルの単勝に一千万ぶっ込み、二億円の配当金を得る衝撃があり、競艇ではイケメン山崎 智也がブイブイ言わせてた。オート、競輪は知らん。

 

ギャンブル依存症が社会問題視されていた狂った時代ではあるが、ある意味では日本が元気だった時代かもしれない。

その直後、あの忌々しい「リーマンショック」がやってきて、俺もまぁまぁあれだった。

 

 

当時の職場では、スロカスやボート基地は多いが、競馬をやってる奴は少なかった。

しかし、大きなレースがある週になると普段しない連中も会話の中心は競馬だ。

 

職場の中で俺は「競馬すごく詳しい人」だった。

 

もっとも俺の知識の出どころのほとんどは「スポーツ報知」。ご存知スポーツ新聞。

愛読書であった「週刊プレイボーイ」男子が大好きなあれやこれがある雑誌の競馬コラムからという薄っぺらい誰でも簡単に手に入れる事が出来る情報くらいなのだが。

もちろん血統など競馬のディープな知識は皆無。

 

しかしながら、周りの連中は「大きなレースだけニワカ」なので俺の稚拙な知識に相づちを打ち、参考にして馬券を買ってしまうのである。俺がニワカ仕込みなのは連中には分からない。だって俺は「競馬すごく詳しい人」なのだから。

 

さて、「大きなレース」である「G1 エリザベス女王杯」の週末がやってきた。

このレース俺には自信の一点があった。「週刊プレイボーイ」の推しでもある。

 

◎アドマイヤグルーヴ 

〇スティルインラブ

 

アドマイヤグルーヴ × スティルインラブのオッズは馬単で千円くらい。

馬券の最小販売価格は百円なので千円分買うと一万円の配当金がある。差引き9000円ゲットだ。

 

子供がまだ小さかった俺は使えるお金があまりなかった為、いつもは最小販売価格で中穴狙いだ。

しかし、ここは勝負掛けだ!

 

◎アドマイヤグルーヴ ⇄ 〇スティルインラブの折り返し各3000円。これで行く。

この合計6000円は食事代から捻出だ。スッたら家からどうやってお金引っ張ろう。

これがギャンブル脳。

 

 

その2へ つづく。