【名前】エルフォード
【初期人材】なし
【史実人材】キオー、キニー
【死亡】聖地グリンジャスを狙ったブレッドに攻められ死亡
引きこもり最強マスター、エルフォードの登場です。
史実上エルフは太古の昔からパーサの森に棲みついていたらしく、参戦した動機も森を守るためというものらしいです。実際、慎重度が高く、かなり戦力差で上回っていない限りは自分からの侵略戦は挑んできません。
また、シナリオが進んでも森から出た形跡は無く、北のゲルニードとは沼地と森の境できっぱり領地を分けています。ゲルニードの説明としては「好戦的で周囲の土地をたびたび襲っている」とあり、両者の間では小競り合いのようなものはあったと思われますが、このあたりはやはり森に籠るエルフから領地を切り取るのは難しかったという事でしょう。
エルフォードは、版図拡大的な野心を持っていないという点で、デフォルトのマスターでも異質な存在です。各マスターの行動原理を見てみると、
ゴート、ラムソン⇒ムクガイヤから王権を取り返す
ムクガイヤ、ルーゼル、ウォーラック⇒大陸制覇
ナルディア⇒平地を手に入れる
ブレッド⇒周囲の都市からの略奪
ゲルニード⇒元から好戦的であり領土拡大を目指す
バルバッタ⇒力を手に入れたのでとりあえず手近な城を奪う
ピヨン⇒不明
となっており、詳しく見てみると版図拡大以外の動機で戦いに参戦しているのはエルフォードとアルテナのみです。
ちなみにアルテナは、「ルーゼルの影響で増加したモンスターに対する治安維持」という理由から戦いを始めています。
一方、ではエルフォードが必ずしも武力による解決を望まない平和主義者だったかというと、そうでもない気配が見て取れます。モーゼンの加入イベントからは、モーゼンが異常にエルフの事を憎んでいることが読み取れ、どうやら戦争開始以前からリザードマンとエルフの間には武力抗争があったようです。おそらく、戦争の火種がくすぶる以前から常設的に自衛組織が存在したものと思われます。
エルフォードを語る上で外せないのが、聖地グリンジャスとアルティマイトの存在です。エルフォードはこのくだりで、単にオルジンの助言を受けて復活阻止をするという役回り以上の何かを想像させる発言をしています。
このイベントを、順を追って見ていきます。
①ラクタイナが、大いなる力の存在をブレッドに教唆する。ただし、ラクタイナ自身はそれが具体的にどういった力なのか知らない。
②直後、オルジンがエルフォードの元に現れ、復活計画の存在と阻止の方法をエルフォードに伝える。この際エルフォードの口から「大いなる力は神々が戦いのために創り、戦後封印された」ということが語られる。オルジンもそれを肯定する。
③エルフォードとオルジンの働きにより大いなる力は封印される。もしくはブレッドにより封印が解かれる。
ここで大事なのは、エルフォードがかなり大いなる力について詳しいということ。オルジンを除けば、デフォルト中にエルフォードほどこの件に関して詳細な知識を持っている人物はいません。ブレッドに入れ知恵したラクタイナさえ「詳しいことは知らない」と断言しています(もっとも、この発言自体ラクタイナの策略である可能性はありますが)。
こうしたことから考えるに、おそらくパーサの森には、独自の伝承として大いなる力の存在が語り継がれているのではないでしょうか。
というより、「神々が封印した」ということから考えると、エルフという種族自体、アルティマイトの封印を守るために聖地への出入り口であるパーサの森に生み出された種族なのではないか。そんなことも考えています。
ちなみに私は、エルフォードはエルフという種の長ではなく、過激派の若者を束ねるリーダーに過ぎないのではないかと考えています。以下、下線部は100%私の妄想であり全く根拠のない話になります。興味の無い人は読み飛ばしてください笑
森の中には、もっと数百年とか生きているような頭の固い長老たちの寄り合いがあり、彼らはエルフの武装化に反対している。というのも、遠い昔、魔法は神とエルフだけのものであり、人間やリザードマンが魔法を持ったエルフに戦いを挑むなどということはまず有り得なかった。それから長い時間が経ち、人間やリザードマンの力が伸びてくるとパーサの森も外敵の脅威にさらされることになる。しかし、古いエルフたちはエルフの力が絶大だった過去の価値観を捨てられず、「弓矢など野蛮だ」「人間が本気で攻めて来るなど考えられない。話し合いで解決すべき」といった主張を繰り返している。エルフォードは時勢の流れを読んでエルフにも自衛のための軍が必要だと考え、同じ思想の若者を束ねて勝手に武装している。実際に何度もリザードマンの侵攻を撃退しているが、そのたびに長老院からは「またあの若者がリザードマンともめ事を起こした。森の平和を壊す気か!」というような非難を受けている。
というものです。
もちろん何の根拠も無いのですが、パーサの森とエルフというのは、どこかこの大陸の中でも閉鎖された雰囲気があり、外から見えないだけで内部のエルフも一枚岩ではないのではないか。そんな気がするのですね。
・キオー
ファンタジーにはよく登場する木の精霊で、「ドリアード」「ドライアド」などいろいろな呼び方がありますが、FTでは「ドリュアス」という名前で登場します。
妹とはぐれて森の中を彷徨っているとかいう、「お前本当に森の精霊か?」と言いたくなるような出会い方をします。なんか、木の仲間に呼びかけて互いに通信を取るとか、そういうこと出来そうなものですよね。
余談ですが、仕事の関係でキオーにそっくりな人に出会ったことがあります。正直苦手な人だったのですが、「なんかよく見るとキオーに似てるな」と思った瞬間から、何を言われてもとにかく笑いをこらえるのに必死で苦にならなくなりました。キオーに感謝w
・キニー
うーん
なんやろう、おかっぱ…?
しもぶくれ…?
妖精なのに…?


