しばらくブログが何日か空きましたが、久しぶりに書くのは本ではなくブログのことです。

感想というよりも、こうした人物を通して見えてくるものの感想と捉えていただければいいかと思います。

 

 

 

 

私は10代の頃から野球をする側ではなく観る側がとても好きでした。

1990年代でいうと松井秀喜や松坂大輔、上原浩治などスター選手もたくさん観てきた世代です。

 

そうした一際輝きを放ち海外で活躍するような選手もいれば、ドラフト1位で入団するようなプロ野球界の中で名の通った選手もいたりします.

 

その中で印象的だったのが入来祐作という選手です.

 

内容は前述の記事をご覧いただければと思いますが、入来氏は巨人のドラフト1位という、将来とても明るい道筋が作られた選手でした。

 

その後もしっかりとプロの世界で1年目から実績を残し、憧れだったメジャーリーグにも挑戦するなど現役時代はやりたい事をやっている印象でした。

 

しかし現役を引退後、自分には野球しかないと思い、野球関連の職を探すも、声を掛けてくれるような人がいなかったと昔を振り返ります。

 

これは本人も言っていますが、現役時代に自分の事ばかりになっており、他の人とのコミュニケーションをしてこなかった事や、相手に貢献するような事を行なってこなかった結果とも言っています。

 

厳しい言い方になりますが、俗にいう『因果応報』という状況にあっていたと思います。

 

巡り巡って結果が自分に返ってくるということに、当時は絶望だったでしょう。

 

しかし、入来氏は腐ることなく、自分には野球しかないと用具係でも喜んで受け入れています。

 

この部分を読むと今でも私は涙が出そうになります。

 

現役当時は用具入れを雑用係と同じで馬鹿にしていたと言います。

それが引退して必死に仕事を探すことになった今、とても大切な役割だと感じるようになったと言います。

 

これは、ある意味入来氏が、体力は衰えても、人間として大きく成長できたことと言えるのではないでしょうか。

 

「神は人の上に人を造らず」ではないですが、仕事も同様に「仕事の上に仕事を造らず」のようなもので、どのような仕事も、お金をいただいて働いている人がいれば、それは立派なことをしているのだと思います。

 

また、入来氏は自分を磨くことから用具を磨く事を通して、相手を輝かせることが自分の仕事になると感じられたことは非常に素晴らしいと思います.

 

結論、入来氏は「野球が好きだ」という思いが一番で、そのためには当時しようとも思わなかった用具係をすることにも迷いがなくなりました。

 

私も迷いなく没頭できるものを探していこうと思います。

 

そしてブログの書くこれからですが、

これまでは本の感想文をメインで書いていましたが、今までのやり方を見直そうと思います。

 

自分の思いが乗っていないという指摘を受け、色々と考えた結果、感想文としては自分の考えが乗せられていると感じた時に書こうと思います。

(やらないよりはやりかたを変えて続けることに意義があると思ったので)