TODAY'S
 
人生の「質」を上げる 孤独をたのしむ力

 

過去にストレングスファインダーというものを受けて、自分の強みを知りました。

その際に、上位に出てきた強みのなかにあったのは「内省」という項目です。

 

この内省というのは、

良く言えば物事を深く考える資質ということです。

 

思慮深いとも言い換えられます。

同じ戦略的思考力の資質である「学習欲」「収集心」との共通点があります。
それは、知的好奇心が旺盛だということです。

これらの3つには、「収集心」は“幅広く”情報を集め、「学習欲」は自分の知らなかったことが“知っている”の状態になっていく階段状のプロセスそのものを楽しみ、「内省」は、自分の知り得たことを深めて考え自分の腹に落とし込む。

 

これらの違いがあるようです。

考えて落とし込むことを大切にしている「内省」上位の人は、たとえば講座やセミナーに参加した後は必ず一人になって学びを消化する時間を取る傾向があるようです。

特に思考系の強い人は、学びの後の懇親会等にも参加せず一人になりたい人もいます。
なので、そういう人を無理に誘わないでくださいと加えています。

(これは本当に当たっている苦笑)

 

悪い面としては、

「内省」スイッチがどこで入るか自分でもわからないので、例えば会議中でもある人の発言がひっかかり、それについて考え始めてしまい、気がついたらしばらくその後の他の人の話しが耳に入っていなかったなんてことが起こります。

「内省」の人は納得感を得ることが大事なので、どうしても思考する時間が長くなってしまいがちだといいますが、その通りです。

ともすれば行動を起こすことへのブレーキになりがちだったりするようで、
「分析思考」「戦略性」「原点思考」などの資質を併せ持っていると、特にそうなりがちかもしれませんと書かれていますが、全てが上位にいる自分としてはおそらく環境が変わると適応するまでのストレスは結構あると思います。

 

しかし一度戦略的な考えがまとまると物事の進行は早いと思います。

何をやるべきかが定まってくるからだと思います。

 

前書きが長くなってしまいましたが、自分には一人で考える時間が必要という傾向があるようです。

 

この本では「孤独を楽しむ力をつける」がテーマになっていますが、つまり一人の時間をどう過ごすかが書かれています。

本には意味はストレングスファインダーとは若干異なるかもしれませんが、内省に関することも多く書かれています。

 

孤独が充実したものになると、さまざまな刺激や変化、日々の忙しさのなかにおいても、つねに自分の立ち位置を把握し、どう振る舞うべきかがわかるため、自分の人生を生きている実感、幸福を実感できるようになるわけです。

さらに自分の使命、果たすべき役割、貫くべき仕事やその方向性が見えるようになると、自分の人生を自分で導き演出している「握っている感」が得られるようになるともいいます。

 

内省作業の第一歩として「出来事→感情→思考→行動→結果」というサイクルを意識してみることをオススメしています。

仮になにかの「出来事」にイラッとするような「感情」を抱いても、いきなり「行動」に移すのではなく、その感情をいったん受け止めて「思考」というクッションをはさむべきだというのです。

そして、どのような「行動」がどのような「結果」を招くのかを想像し、自分はどうすることがベストなのかを考え、そのうえで行動するということを推奨しています。

いわば、理性を働かせるということです。

そのような内省作業が習慣になると、怒りや不安といったネガティブな感情に襲われたとしても、それがもとで自分の人生を破壊させるような行動をとることはなくなり、感情に支配されて自分を失うことはなく、瞬時にもうひとりの自分が発動し、後悔の少ない、より合理的な行動をとることができるというわけです。

そうした姿勢は、より満足度の高い生き方につながるといいます。

 

感情に流されず、自分の過去の行動を振り返り、冷静に悪いことを行ったと思えば今後はしない。

 

そうした反省と次にどんな行動を取るべきかを考えてみます。