打刻忘れ3回超えたので読書感想文を書くことになり、期限ギリギリ管理部に提出しました。
今回読んだ本が、こないだIT勉強会で話題になったオープンAIが作り出したChatGPTについてだったので、ついでに本の感想をアウトプットしておこうと思います。
「ChatGPTエフェクト」読書感想文
エフェクトとは「結果」「効果」「効力」「影響」
本誌は、ChatGPTがもたらす、もしくはもうすでに始まっている人工知能の近い未来について解説されています。
エンジニア向けの難しい文章ではなく、生成AIがどのように身近で変化をもたらすのか。
そして世界の技術者や開発者、知見のある専門家たちの言葉によってオープンAIが作り上げたChatGPTは何が凄くて何に注意が必要なのかを知ることが出来る、そんな1冊でした。
この感想文を提出した8月31日、まさにその日にGoogleが検索機能にAIを組み込み、話題になっていますね。
日進月歩。AIの世界が日々とんでもない速さで進化している。
🔳検索エンジンの最大手”Google”のコードレッド
今や誰しもが利用している検索サイトのGoogleは必要な情報を瞬時に検索して関連するアクセスの多い順に結果を表示してくれる。
かたやChatGPTは必要情報を的確に質問することによって、質問者が本当に得たい情報に的を絞って答えを返してくれる。
この大きな違いは検索結果に広告表示させるビジネスモデルを主力としていたGoogleにとって脅威となり2022年にChatGPTがリリースされるとコードレッドを発出。
一方で、マイクロソフトはオープンAIに10億ドルの投資を行うことで自社検索エンジンの”Bing"に生成AIを組み込みハイブリットな検索エンジンを公開。
その後Googleもbardという生成AIを完成させ現在の技術ではオープンAIを凌ぐとも言われ、開発力はやはり世界トップですね。
🔳ChatGPTの有益な利用方法
先日のIT勉強会でも解説があった通り、ChatGPTから最大限の回答を得るためにはプロンプト(”呪文”と呼ばれている)の内容や入力方法が重要であり、海外ではその呪文を操るプロンプトエンジニアリングに対し高額の報酬が支払われていとお話がありました。
ChatGPTをうまく使うコツは、間違った答えを出させないようにする工夫のようです。
ChatGPTは数え切れないほどの言語の中から、その質問に対する適正な回答を導き出す仕組みなので、時に間違った答えを出すこともある。
逆に言えば正しい答えを導き出すには回答の範囲を限定してあげることだそうで、なみある?GPTでも使用されている深津式で例えると文脈や前提条件、役割を与えることで限定的な回答を得られるとのこと。
もし興味があれば日本語訳で無料公開されているプロンプトエンジニアリングのガイドを読んでみてください。
https://www.promptingguide.ai/jp
🔳ChatGPTによって無くなる仕事はあるの?
通訳とかコピーライター、会計士やデータアナリスト、税務署員や数学者など他にも様々ではあるが手法が確立されている業務については将来AIがこなせるお仕事になっていく可能性が高い。
反対にAIでは出来ない分野、例えば人の思考スキルが求められる医療や科学、芸術などクリエイティブな職業。
他にも実際に人手を動かさないといけない現場作業は継続していくのだというデータが出ているそうです。
プロンプトエンジニアリングがエンジニアを凌駕する時代になるということも書かれていました。
自分の考えを人へ伝達する時って相手の反応を見たり聞いたりしますが、自分が得意な分野ってスラスラ言葉が出てきますよね。
相手がどうとかではなく、自分の経験や記憶を鮮明に覚えていてそれを自信を持って話しているとき。みなさんにもありませんか?
AI相手でも同じで、自分が得意とすることをもっと伸ばしたいと思った時のパートナーとして会話する。
自信があることなら深く伝えることができる。
それに対してより深い回答が得られることがプロンプトエンジニアリングの最たるところなのではないでしょうか。
でもGoogleみたいにエンジニアの知識を持って専門分野として生成AIを極めていくのが一番すごそうですけど笑
最後に、ChatGPTをはじめとする言語生成AIがもたらすインパクトはインターネットが普及し始めた時と同じくらいと比喩されています。
そして自分たちの身近な場所から目に見えてその技術が活用され始めました。
時代に乗り遅れないようにとか、みんながやってるからとか、理由はなんでも良いのでまずは興味を持ってAIに触れてその可能性を自ら感じることが大事かなと思います。
そして、それが自分の仕事や私生活でどのように役に立てられるのかを探ってみても良いかもしれませんね!
画像生成AIでこんなかわい子ちゃん作れるの。
なみある?でも美少女予報士さんがすでに活躍しています!
弊社のプロンプトエンジニアが作り上げる世界に一歩足を踏み入れてます。