今年度の締めくくりとなる表題の月例会を開催し、来月、4回目の開催となる支部の名人戦に優先して出場いただく方々が決まりました。
混戦を抜け出して4枠目の優先出場権を得たKさんは、希望する月例会参加者にお配りしている過去の将棋世界の詰め将棋コーナーのコピーに対局の合間、いつも取り組んでくれるのですが、そうした姿勢を示してくれる有望な若い方に支部の名人戦に出場いただけるのは嬉しいことだと思います。
この日は支部会員のNさんも自ら取り組みたい意思を伝えてくれ、対局の合間に20問に及ぶ問題に取り組んでくれました。支部対抗戦でNさんと同チームで戦ってくれたYさんも取り組んでくれました。
Kさん、Nさん、Yさんのような若い学生さんの武器は、時間を味方につけられることだと思います。イチローは「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」と語りましたが、物事にコツコツと取り組めるだけの時間があり、成果に結び付けられる可能性を持っているのが若い方々の特権だと思います。
この週末に奨励会三段リーグの最終節が行われ、新四段が誕生しました。小窪碧新四段については、御徒町で席主のIさんが、まだ奨励会に入る前の小学生の時に手合いをつけてくださったことがありましたが、全部ノータイムで指され、指し手の厳しさが終盤になるにつれ加速する感じで圧倒されたのが思い出されました。やっぱり凄かったんだと納得するのと同時に、プロになる資質の片鱗に触れることができたのは貴重な経験でした。
また古井丈大新四段は、支部会員でしたOさんと同門の兄弟子で、来週、塩尻支部殿が主催する石川先生の大会に向け、これ以上ないお祝いになったと思います。
Oさんについては、12歳にして将来の目標を定めたのが、私からすると凄いことで、私なんて12歳の時は何も考えてなかったですし、恥ずかしい話ですが、社会人になってからですら、自身の理想、ビジョンを描けず、毎日の生活を凌ぐのに精一杯といった感じなのですが、凄いねだけでは良しとならない道を歩んでいくのは、本当に大変なことだと思います。
Oさんには、独自の道を開拓し、棋士という頂に到達してほしいと願っています。