先月、会社の決算業務を無事終え、ようやく一息。
新規の仕事もなく、久々に「暇だなぁ」と感じる日々。そんな折、女房が実家に帰省していたのだが、姉妹間でちょっとした喧嘩が勃発していたらしく、会話もないため我が家の空気がピリついて居心地が悪い。
これは放っておけない…ということで、普段はあまり娘たちとは会話はしませんが、思い切って姉妹二人を食事に誘ってみた。
意外にも、二人とも「行く」と即答。
ならばと、少し奮発して京懐石の名店「美濃吉」へ。
この季節ならではの「松茸懐石」。
秋の香りに包まれながら、ゆったりとした時間が流れていく。
まずは食前酒で口を清め、前菜にはフォアグラのテリーヌなど、秋らしい彩りと濃厚な味わい。
続いて登場したのは、香り高い松茸の土瓶蒸し。湯気とともに立ち上る香りが、空気を柔らかくしてくれる。
お造りは、下関のトラフグ薄造りに瀬戸内の鯛、そして本日のおつくり。どれも繊細で、口に運ぶたびに会話が自然と弾みます。
炭火で焼かれた松茸は、香ばしさと食感が絶妙。
娘の撮影した写真をもらいました。
店で初めて、獺祭をいただきました♪
うまいっちゃうまいけど、高すぎですね~
常陸黒毛和牛の和風焼きは、脂の甘みとタレの香りが食欲をそそります。
そして圧巻だったのが「吉兵衛鍋」。
イセエビ具足、松茸、あわび、京海老芋など、秋の海と山の恵みが一堂に会した贅沢な一品。
鍋の湯気とともに、姉妹の表情も柔らかくなっていくのがわかります。
締めは、松茸ご飯の釜炊き。香りと旨みがぎゅっと詰まった一杯に、思わず笑みもごぼれます。
デザートで口を整えた頃には、帰りの電車の中で姉妹は仲良く談笑しています。
険悪だった空気が、まるで嘘のように和らいでいた。
「松茸様様だな」と思わず笑ってしまったが、やはり食の力は侮れません。
人の心をほぐすのは、理屈よりも香りと味なのかもしれない。
最近は天気に恵まれず、バイクにも乗れていなかったが、こうして松茸で秋を感じることができたのは、思いがけない収穫でした。
娘二人には、今日の会食は女房に内緒にするように口止めしときました。ばれたら姉妹喧嘩から夫婦喧嘩に飛び火です(爆)
途中、昭和展が開催しておりモンキーが展示されてました。
仕事も落ち着いた今、こうした時間の使い方も悪くないですね。
次は晴れ間を狙って、紅葉ツーリングでも計画しておりますが、今週の火曜・水曜は天気が?です。(笑)



























