FT_wingのダメ紙の裏

FT_wingのダメ紙の裏

なんか見たり聞いたりして感じたものを駄文に乗せてお届けするダメ紙の裏です。印刷ミスした用紙とか、ダメ紙って言いますよね?
ラノベの、レビューとか書評ってほどじゃないけど感想とか書いていけたらなぁって

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない(11) (電撃文庫)/アスキー・メディアワークス

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なんだよわざわざブログでラノベの感想書くなんつって、有名シリーズじゃねーかってね
しかしどうして、新巻がでたからとなにげなく読んだこの作品が面白くてついわざわざブログまで引っ張ってきてしまったわけです。
僕が俺妹に手を出したのはまだ3巻か4巻かが出た頃でして、タイトルのインパクトと表紙イラストで買ったようなものでしたが……まさかここまで面白くなるとは、と


>あらすじ
受験のための一人暮らしを終えた京介と桐乃は田村家を訪れる。
その目的は引っ越し祝いパーティーの場で交わされた約束、桐乃と麻奈美の仲直りだった。
仲直りのために、と始めさせられる京介の昔話。
京介の口から語られる3年前のエピソードが仲直りにつながるらしいが……



以下、ネタバレを含む









































そこで語られる3年前の京介は、今からでは想像できないような熱血漢であった。
クラス委員長として問題を解決するため、不登校の同級生「櫻井秋美」を学校に誘う京介。
京介の努力の甲斐もあり、櫻井は学校に来るようになる。
しかし櫻井も参加した林間学校で事件が起こる。
その事件をきっかけに京介は無理にがんばることをやめる。
その変化が兄妹冷戦、桐乃と麻奈美の不仲の原因だったのだ。


>感想
前述したとおり、僕が俺妹に手を出したのは3巻か4巻かが出た頃で、内容についても
「不仲の優等生な妹が実はオタクで、エロゲーを通じて関係ができていく」
というちょっとぶっ飛んだ内容が魅力的な作品でした。
作中のオタク達が起こすやはりぶっ飛んだ行動に笑わされたものでしたが、いつの間にかシリアス成分が増えていって……
兄妹関係、友人関係、恋愛関係、そんな人との関係の作り方の方に引き寄せられていきました。

俺妹を読んでいて時々胸が痛くなるのは登場人物がどいつもこいつもすごく一生懸命なんですよね。
それは時々すっごい青臭くて、どうしようもないエゴだったりするんだけど、
自分のためだけじゃなくて自分のそばにいる誰かを思ってのエゴだったりする。
しかも純粋にそれを考えていて、そのせいで自分を犠牲にしてたりする。
いやー見ていて苦しくなりますね。
主な登場人物はみな中高生、そりゃあ若いよ、青臭くもなるよ。
ただじゃあ自分が中高生の時ってこんなになにかを考えてたっけな、とか、そもそも今はどうなんだとか
所詮作り話と言ってしまえばそうなんですが、友人のことばかり考えて、でも自分の通したい欲もあって、という人物たちをどうも冷めた目では見れない。
そんなところが魅力なんでしょうか

そんなことを強く考えさせられた俺妹11巻はシリアス多め、見ていて切なくなるところもあり、ここまでの俺妹に比べると爽快感は薄いかな?という感じでした。

まぁ爽快感とかが薄いのもそのはず、ついに次巻で最終巻とのこと。
京介に一極集中した恋の矢印とか、どんな風に結末がつくのか想像できませんが、終わりに向けての前振りも込みで、実に素晴らしい巻だったと思います。

最後に、シリアスな巻と言いましたが、あいかわらずオタクなればこそ笑ってしまうようなネタは顕在。
特にソーシャルゲーの課金ネタはタイムリーですよね。
「これに6万はねーよ。おまえバカじゃないの?」
という京介のツッコミは、モバマスにはまる僕の心にも刺さるツッコミでした。