現在、「栗飴」と並んで

髙橋孫左衛門商店の銘菓

となっているのが「翁飴」


水飴を寒天で固めたものだ


これは享保八年(1723)

三代目孫左衛門が

より良い飴を作るべく

大阪へ修行に出た際に

関西で見つけた寒天を

使用して作ったものである


当初は「翁羹」の

名前で発売されていた


その後


四代目の時代にもち米を使用した

「栗飴」と「翁羹」が

高田藩主に献上されるに至り

その際、「翁飴」の菓名が与えられた


以降


高田藩の御用を務めるようになった

「髙橋孫左衛門商店」の栗飴や翁飴は

参勤交代の土産などに愛用され

全国的に知られるようになった


その評判は江戸日本橋本石町に

支店を出すほどであり

江戸の支店では尾張藩の御用も務めた